18 / 23
17. * 壊される理性 2
*
「よく言えました。けどそうだな、もう少し欲を言うなら『俺の淫乱ではしたないヒクヒクのアナルにご主人様のおっきくて硬いペニスで奥まで突いて』くらいが良かったな。中をちゃんと両手で開いてね。」
「んなっ…、言ったからいいだろ。早…くっ」
こいつの卑猥な言葉が、また俺の羞恥心と今の状況を言葉にされているようでムズムズとした行き場のない快感が身体中に巡っていく。
「そうだな、イチのペースに合わせていたら朝になりそうだしな、一気に出してやるか。けど、イチだけが気持ちいいんじゃ俺が面白くないからな出る度に数えろよ?」
クイクイッと下からだらしなく垂れている紐を引っ張って、俺の反応を見て楽しんでいるやつなんかに縋り付きたくはないけれど、観念した俺はやつの命令に頷くしかなかった。
「ちょっと引っ張っただけなのにパクパクと開いてココは可愛いねぇ。ユルユルと腰も揺れちゃって。仕方ないから出してあげるよ、ほら。」
「あ…っんん、い…っ、ち。」
今の今まで自分で押し出すような感じだったけれど、外から引かれる感じがさっきの時とは違って変に感じてしまう。
一瞬外気に晒されて、気持ちいいのかなんなのかもう分からなくなってくる。
「もう我慢出来ないようだしね、ちゃんと一気に抜いてあげようか。ついでにプラグも取ったらもっと気持ちいいよ、イチ。死ぬよりももっと気持ちいい体験したいだろ?」
「なん…でもいいから、早…くっ」
再びクイッと引っ張られるといきなり強く引かれ、ズボズボッと卑猥な音が部屋に響き渡った。それと同時に、俺のモノの真ん中で主張されていた輪っかのついた管をズブズブと抜かれ、今まで溜まっていた身体の中の熱いものが一気に弾けた。
「あぁあっ…、んあああっ!」
「いっぱい出したね。おやすみ、市川 泉(いちかわ いずみ)くん。」
目を閉じた時に、優しく微笑む御堂院が見えた気がした。
ともだちにシェアしよう!