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ふたりきりのクリスマスナイト☆⑥
「変なワガママ言わないでくれ。千秋は病人なんだから、大人しく――」
「穂高さんの下半身が大人しくならないと、安心して寝ていられないよ!」
簡単に外されてしまった両手を握りしめ、じろりと上目遣いで穂高さんの顔を睨んでみせた。
「さすがに、病人には手を出せない。早く直さないと千秋の職場に迷惑がかかるわけだし、それくらいの配慮はするさ」
たじたじしながら告げられる言葉は、まったくもって正論なんだけど、俺の気持ちがどうしてもそれを許さない。
だって恋人が目の前であんなことをしているのを見て、何もせずにそのまま、買い物に行かせられるわけがない。
(――病人だって、できることはあるんだからな!)
マスクを顎の下に移動させながら、穂高さんの目の前にぴったりと立ち塞がり、意味ありげにゆっくりと首を動かして横を向いてみた。
つられるように、俺の視線の先を追った彼をちゃっかりと横目で確認してから、音を出さないようにしゃがみ込む。
ただしゃがむだけじゃなく、両手で素早くスエットを掴み、下着ごと一気に引き下ろしてやった。
「ゲッ!!」
大きくなったアレが一瞬引っかかって、その衝撃に穂高さんが顔を歪ませたけど、ごめんねすべく先端をぱくっと咥えて、舌を絡めてあげる。
ちゅっちゅと音をたてて軽く吸ってから、裏筋を包み込むように舌をあてがって、上下に大きくスライドした。
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