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第1話

:遥斗 俺には好きな人が居る。 その人は、ミルクティーみたいな甘い髪の色をしていて、俺より身長は小さくて、凄く細くて、肌は白くて、顔はもう誰もが認める美人。カワイイ系じゃなくて、美人系ね!クールな雰囲気が漂ってるよ。 あ、俺より年上だから先輩だね~ 名前は雨宮 零さん。 俺は、零さんって呼ばせてもらってるけど彼の友達はなんて呼んでるんだろう?ごめん!言い忘れてたけど俺が好きな人は男だよ!彼って言ったからびっくりした?笑 そう言えば、零さんの友達見たことないなぁ。 セフレならたくさん見てきたけど。 え?セフレ? 知らないの?この大学では有名な話だよ。 零さんが男の精を吸い取る魔女ってはなし!セフレといた次の日の零さんは魔女のように綺麗だからって付けられたんだってさー。 俺的にはムカつくよね。だってさ、好きな人が知らない男とヤってるんだよ。…俺なら逃げられないように監禁して二度と俺以外で感じられなくなる呪いをかけるね。 はぁ…相手の男、本当“殺したい” え?どうしたの?顔色悪くなってるけど… 俺なんかいってた? 高橋ー黙ってないで喋れよー! 「…おまえ怖いよ。」 高橋は俺の方を見ながら、もっと顔色を悪くさせた。 「え?なんで!」 頭にはてなマークを3本ぴょんぴょんと乗せた遥斗は首を傾げている。 無自覚かよ。 こわっ。高橋は零と会ったことも無いが、逃げてくれと心で叫んだ。 “こいつに捕まったらやばい”

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