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第93話
医師免許を持つという美景さんにカウンセリングをしてもらうことになった
「カウンセリングっていってもあんまり身構えないでいいからね。俺と世間話してくれればいいし」
「はい」
その日から週に2度ほど美景さんが来てくれた。
少しずつ元気を取り戻した僕はやっと大学に戻ってこられた
送り迎えも華陵院の人がしてくれるので何とかなりそうだった
「水無瀬!おはよ。体調もういいの?」
「お陰さまでね」
「良かった」
そう僕に手を伸ばそうとする友人を反射的に避けてしまった
「水無瀬?」
「ごめん」
「…あんま無理すんなよ」
同等のことが教室に着くまで続いた。
みんな心配してくれてたんだ…そう思うととても申し訳なく…でもありがたかった
大学が終わりバイト先へ向かう。
バイト先の人たちはおそらく僕がどんな目にあったのか察しているのか皆苦しそうにしてた
「ことりちゃん。無理しなくていいのよ?」
「平気です。働かせてください。その方が気が紛れますから」
バイト終わり華陵院の迎えがきた。
帰宅して暫くすると翔琉から連絡が入る。
最近の日課となっている
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