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第11話
せっかく優しくシテやろうと思ったのに...
舌打ちをしながらユウの耳を引っ張り口を近づける
「どうなるかわかってるんだよね?」
その声は低く、冷たく、一瞬でユウは凍りついた
耳がちぎれそうなくらい引っ張り上げるとユウの顔はみるみる真っ青になっていく
「うぁ...あぁ..」
ーーさぁ、いうことが聞けない奴には調教が必要だ
「どうしよっか...ユウ?」
ニコリと笑いながら、ユウの無垢できれいな左の乳首に触れる
ギクリとしてユウはぴたりと動きをとめた
「痛いだろうなぁ...どうしよっか?ねえ...どうしよっか」
その笑い声にユウは今度は真っ白になり、一気に汗が噴き出した
体が勝手にぶるぶると震えていく
「怖い?...怖いよね?すっごく痛いもんね...?」
そう言いながら乳首を指先で転がしていくと、その恐怖からかピンと固くなってきた
キュッとつまんだりひっぱたりしながらユウの恐怖心を煽っていく
「聞いてんのかよ?!」
指先に力を入れてギュッと強く抓ってみる
「ひ...ひゃぁぁ..」
体を跳ねさせて悶えるユウの顎を掴んで下唇に噛み付いた
ギュッと噛んで離すとそこに血の雫が浮く
「ふっ...ぅぅ...」
ユウの片目から一筋涙がこぼれた
「泣くの?ユウが悪いんだよね?」
「ごめ......なさい」
涙を流して、許しを請うユウに向かって彼は深いため息をついた
「言えばいいと思ってるだろ?」
髪の毛を掴んでベッドに顔を抑えつけると、苦しそうに手足をばたつかせた
「謝るって、こーやって頭さげるの、わかる?」
グイグイと押し付けながら彼は冷たく言い放つ
「覚えたからってなんでも使っても意味ないんだよ?」
「ぅう...」
苦しそうにベッドに顔を埋めるユウの頭をつかんでそのまま床に投げ落とした
床に転がるように倒れこむその身体を踏みつけて何度も縋る腕を振り払った
泣き濡れた顎をつま先に乗せてこちらを向かせる
「やめてほしい?痛いの嫌?」
見下ろしながらユウに問いてみるが、答えられず泣くばかりだった
涙でぐしょぐしょのユウを見下ろし、ふと思いついた提案をする
「じゃあ...どっちがいい?」
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