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第12話*
「どっちがいい?選ばせてあげるよ」
そう行って彼の膝に置かれたユウの手を掴んで爪に手をかける
するとユウは ビクッとしながらはがされそうになる手を引っ込めた
「そっか...嫌?じゃぁこっち?」
そういって腕を伸ばして彼の左の乳首を強く抓った
弾かれたように体ごと突き放して怯えながら彼を見つめた
「どっちか選んでいいよ?」
笑顔を浮かべながらユウに歩み寄りその手をとり指先に触れた
ユウは目を泳がせてどちらの痛みにもおびえているようで、どちらか選ぶということはまだ理解できていないようだった
指に触れながら片方の指で乳首をつまみあげ軽い刺激を何度も交互に与えていた
そのたびに苦痛に顔をゆがめ、これから来るであろう激痛を思い浮かべて気が気ではないようだ
「どーする?ユウ?」
そう言っても怯えるばかりで答えが出ない
もっと言い方変えてやらないと分らないか....
その煩わしさを楽しむようにゆっくりと目をあわせて語り掛けた
指先を愛おしむようにねっとりと舐めながらと少年に問う
「ユウ...これ好き?」
見つめられながら戸惑うようにユウは小さく頷いた
「じゃぁ...これは?」
そういて乳首に優しく触れてみる
その瞬間、ユウは体を硬直させしまった
見つめる目にみるみる涙がたまっていく
「ユウ?」
何度問われてもどうしても「好き」に頷くことができなかった
「じゃぁ爪にしようか?」
そう言いて彼は笑いユウを抱きあげてまたベットに下ろす
今度は何も言わずに抱きしめて、そのまま押し倒すようにユウを寝かせ、その体に貪るように激しく唇を這わせていく
「ぁ..ぁ.ぁ...」
素早くユウの両足を自分の肩に乗せて高らかと尻を持ち上げる
天を向くその蕾に舌先を這わせると、その入り口がヒクヒクと口を開けた
自ら飲み込むように舌先を奥へ誘うその蕾に、十分に唾液を送りこんで指をねじ込んだ
高く持ち上げられた足の間からユウを見下ろすと、頬を赤く染め、小さく喘ぎ声を漏らしていた
2本3本と指を増やしてその指で臍の裏側を擦ってやれば足が痙攣するようにうねる
何度となく彼を迎え入れてきたユウを蕾は赤く妖艶で彼が来るのをせかすように流し込んだ唾液を垂らしていた
肩から足を外してユウを抱きかかえ対面で座らせる
「自分で入れて?」
蕾に先端を這わせながらユウに体重をかけるように促すとそれに従って素直に腰を落としていく
しかし彼の大きさに比べてユウの蕾が小さいのか思うように飲み込んでいかない
先だけが入ったりすぐ抜けてしまったり、そのたびにヌルヌルとくすぐったい刺激がユウの腰の力を奪っていく
「はぁ...んぁ...ぁ」
「ユウ?ほら..がんばって」
彼が自分のモノを支えるようにして腰を下ろさせる
「あっ..ぁ...あぁぁぁぁぁ」
するとユウの体を貫くようにその蕾は彼のを飲み込んでいった
「はぁっ..ぁ..っぁぁ...」
彼の肩に必死にしがみ付いて呼吸をする
下から突き上げるたびに軽いユウの体はポンポンと彼の上で飛び跳ねた
その快感の中でふと彼がユウの手を握りその中の一つの指をくわえだした
爪の先から指の腹、関節から、根元を舌先で行ったり来たりしながら唾液で濡らしていく
ユウは突き上げられる感覚の中でそれをぼんやり眺めていた
指先に伝わるぬめぬめとした感触が頭をぼやけさせていく
「はぁ...気持ちいいね?ユウ」
熱い息を吐きながら彼が少年に言った
体が熱くて溶けてしまいそうで、お腹が彼のでいっぱいで強く突かれると苦しくて、だけど出し入れされて擦れるところが痺れるみたいに気持ちがいい
自然に自分から腰を動かして好きなところを擦っていく
いつも彼は自分で動けるようになるとほめてくれた
だから余計気持ちがいい
「そのまま自分で動いててね?」
そう言いながらその指の爪に歯をかけていく
「気持ちいいのと痛いのって勝つのどっちだろうね?」
そういてギリギリと歯でこじ開けるように爪を剥がしにかかるとどんどんその隙間が広がっていく
「ギッ...がぁぁ」
痛みにもがくように手を抜こうとすると、下からガン!と強く一突きされた
「動けって」
その目はユウを射抜くように見つめ抵抗する気持ちを奪い取っていく
腰を動かすとまた彼が1ミリづつその爪の隙間を広げていく
痛みで腰があげられない
だけどそのたびに、お腹に直撃するような強い一突きをしたから加えてくる
「いっ...んぁ...いっ..ぁぁ」
痛みと快感が交互にやってきてその声も混ぜ合わさって零れていく
腰のあたりからぞわぞわと波が来る気がした
無意識に動く速さが早くなって、太ももが小刻みに震え出した
「ぁぁ...ぁぁぁ」
絶頂に向かいかけていくのを見計らって彼は剥がしかけの爪を一気に最後まで引き抜いた
「ぁぁあああ!!」
激しくゆがんだ顔を見せたユウは爪が剥がれた瞬間にそれもまた絶頂に逆らうことなく白濁の液を飛ばしていた
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