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第11話*

薬がよく効きているのか、ユウはミツルの腕の中でスヤスヤと寝ているようだった 人差し指で頬をつんと押してみると穏やかな顔で眉を動かした 顔色も昨日に比べて良くなったように見える 安らぎの中のユウを抱き寄せておでこに唇で触れてみる そのまま耳に頬にと軽くキスをしていくとくすぐったいように顔をそむけた 「ん...」 ユウはふと 腕の中でぼんやり目を開き、目の前に大好きなミツルの顔を見つけると嬉しそうに微笑んだ ミツルは起きたばかりのユウを愛おしむように唇を啄む 「ユウ...したくなっちゃった」 まだぼんやりと頭が追いつかないユウにミツルは覆いかぶさりその小さな唇に自分の舌をねじ込んでいく 病み上がりの体には抵抗する力はほとんどなく、ユウはあきらめたようにストンと腕の力を抜いた 「ふっ...んぅ」 されるがままのユウはミツルの舌先に反応して淫らな声をあげる 「先生がおきちゃうよ?しー」 口に人差し指を当てて、声を我慢するように促してみたけれどそれをユウが理解するのは少し難しいようだ 舌で浮き上がる鎖骨や、肋骨をなぞり、そのまま腹部を滑るように移動していくたびに、ひとつ高い声で鳴いた 「声出すなって」 ミツルは 手のひらでユウの頬から口元にかけて押さえつけ体重をかけていく ユウの小さい口元はミツルの大きな手の平によって簡単にふさがれてしまう 「む...んっ...ぅう」 苦しそうにバタバタと足を動かして逃れようとしてもその力はどんどん強さを増すばかりだった 「分かった?分かったら手外してあげる」 ユウは潤んだ瞳を向けて、塞がれた指の間から細く呼吸をしながら何度も小さく頷いていた 「えらいね!分かったんだ」 ミツルは 大人しく従うユウから手を外してまた体中を舌で愛撫し、敏感に感じるところは執拗に弄んだ ユウはそのたびに溢れてしまう自分の声を手の甲を噛んで飲み込こんでいく 手の甲にはくっきりと歯型が残り、涎と一緒に血が滲む 「お利口だなぁ、ユウは」 ミツルはクスクスと笑いながらユウの下肢にまでたどり着きその間を大きく開かせる 「どこまで我慢できるかなぁ...」 ユウにはシャツ一枚、下着はつけさせていない シャツをめくるとそれはすぐに目の前に現れた 少し小ぶりのピンク色に染まるユウの性器 小さく揺れてはその先に透明な蜜を溢れさせていた ミツルはわざと蜜の出口に舌先を尖らせて中身を吸い取ろうと唇をすぼめて、ジュルジュルと卑猥な音を立てながら味わった ユウは思わずその身をくねらせてよがり声を上げてしまう 「んっ..ぁあ..やぁ..」 その声を聞いたとたんミツルは開かせていた太ももを鷲掴みにした 「いっ...だ...」 彼が掴んだ場所は完治していない火傷の場所 痛みが強い場所を容赦なく彼は掴み、爪を立てるように指先に力をこめる 「うぁ..あぁ....」 「だめって言ったじゃん...どうするんだっけ?」 意地悪く 見下ろされたユウは片目からポタリと涙を流し、自分の手を口元に運んだ

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