111 / 121
夏祭りだ!編 8 もっと欲しくて
真紀の指でされるのがたまらなくて、蕩ける。
あの長い指がさ、職場でパソコン叩いてるあの上品で整えられた指があそこを暴いてく、って思うだけで目眩がするくらいに興奮する。
爪先でいいところを撫でられ、長いその指でやらしくなった箇所を挟んで揉まれて、イかされるんだ。狭い身体の奥まで暴かれて、柔らかく、真紀の太く硬いので気持ちよくなれるように仕立てられていく。
解されながら一度イかされた頃にはもう理性なんて溶けて消えて。
「誉、さん」
真紀に夢中になってる。
この男が欲しいってこと以外考えられない。
この男のを根元まで俺の奥深くにまで挿れてもらって、そこをメチャクチャにされることしか考えられなくなる。
「っ、はっ」
早くこれを挿れることしか、もう。
「誉さん」
「ン、は、ひもひ、いい?」
「っ、そこで話すの反則っ」
「ンっ」
真紀のぶっといのを口に頬張ったまま、わざと話すと、真紀のが俺の上顎を擦り上げて、喉奥をわずかに突いた。
それからむくりとまた太くなったそれを唾液たっぷりに舐めて、啜って、裏筋にキスをしながら先端だけを掌で包んで擦る。鼻先が真紀の太さに触れて、唇で裏筋を這うように口付けて、真紀がどんな顔してるのか確かめる。
たまらない。
真紀が職場では見せない男の顔をしながら、俺の舌使いに眉をしかめてる。何度も、物欲しそうに喉を鳴らしてる。さっき俺にフェラしてくれた時、俺が掻き乱した髪、いっつもシチサンでバリバリに固めてある黒髪が、真紀の眉間のキズを隠し、射抜くような視線がその髪の隙間から俺を見つめてくれるのが、好き。
興奮する。
掌でくるりと撫でてやった先端だけを舌先で弄んでから、パクりと口に含んだ。
「っっ」
真紀の好きなフェラ。
「誉っ」
それから真紀が興奮する俺を見せつけて煽るんだ。
やらしいの、好き、だから。
真紀のにしゃぶりつきながら、さっき長い指で仕立ててもらった孔を自分で撫でて、浅いところだけを指でクプクプとイタズラに行き来させてく。
「っ、っ」
「ン、あ、はっ」
今度は舐めながら、手でもしごいて。
その時の顔が見たいから、顔を上げると自分の髪が邪魔だった。それを耳にかけながら見上げると、目が合った。
「真紀」
「っ」
名前を呼んだ瞬間、だった。
「っ、は、ぁっ…………すみませんっ! つい」
今の俺、たまらなかった?
「あぁ、我慢できなくて、顔にっ」
な、興奮、した?
「へーき」
「すみません。今日、一日中、貴方のこと欲しくて。だから」
俺も、興奮した。
「いーよ、っていうか」
浴衣で色気の増した真紀をさ。
「俺も真紀のこと欲しくて仕方なかったから」
「誉……」
「ガチガチのこれ、欲しくて」
ひん剥きたくてたまらなかったから。
ほら、ゴムを真紀が一つ出しただけで、腹の下んとこが疼くんだ。もうもらえるってせかしてくる。
「これ、明日返さないとだろ?」
浴衣借り物じゃん。
「貸して、ゴム」
「?」
そして真紀が出したゴムを、一つ、歯を使って切ってから自分のに被せた。
「浴衣、汚せないだろ」
「……」
「だから、これは俺に。そんで真紀のは、そのまま……」
真紀の目の前で片手を背後について、脚を大胆に開いた。
もう片方の手でそこを、広げて見せつける。やらしい、卑猥な格好。
自分から足広げて、自分から挿入をねだって孔を指で、くぱぁって。
「真紀の、ちょ、だい」
いやらしく広げた。
「ぁ、あぁっ、も、硬い」
「即復活しますよ。もちろん。まだ、貴方の中に入れさせてもらえてない。だから、早く」
「ン、あっ」
「貴方の中に」
「あ、あぁぁぁぁっ」
俺を引き寄せる力強い腕に、対面で、真紀の上に大胆に座らされて。
「ここに、入りたい」
「ン」
最高、って思う。
欲しくて欲しくて、けど、その熱にずっとお預け食らわせながら、前戯するのがたまらなく好き。
「あ、早く、真紀の……ちょ、らい」
舌がたっぷりと絡まり合う、濃厚な口付けを交わしながら、孔に真紀の熱が。
「……ぁ」
「誉」
入ってくる。
「あぁっ」
溶け、そう。
「あぁぁぁぁっ!」
刺し貫かれた瞬間、達してた。
「誉」
「あ、あ、真紀」
ゴムの中に俺の吐き出した熱が溜まって。
「中、熱くて、トロトロ」
「あ、ヤバ、い」
「誉」
「あぁっ」
背中を支えられながら、力強く奥を突かれて、また軽く達した。
「すごい、誉の中」
「あ、ン、イクっ、激し」
「誉」
真紀が何度も俺の名前を呼ぶ。
「う、ん」
「誉、っ」
「あ、そこ、奥、ヤバい」
「っ」
それだけでイキそう。
「あ、真紀」
「?」
俺の中を夢中になって味わって、俺のことしか見えてない。
「ここも」
誰よりも愛しくてたまらない男に、めちゃくちゃ愛される。
「可愛がってよ」
自分で浴衣を片方だけ肩から滑り落として、自分でひん剥いて、乳首を自分の手で摘んだ。
「あぁっ、ン」
いじりながら孔を、何度も窄めて、真紀のにしゃぶりついてく。
「あっ!」
「誉」
「ン、あぁぁ、ン」
強く抱き締められながら、奥深くを真紀のに刺し貫かれた瞬間、快感にのけ反ってベッドに倒れ込んだ。でもそれを許さない真紀がベッドに俺を押さえつけて、もっと奥を可愛がる。
「あ、イクっ」
ひん剥きたくてたまらなかった真紀の浴衣をかき乱して、その背中に爪を立てながら。
「イクっ、真紀」
「誉」
俺の浴衣がくしゃくしゃに乱れてくくらい激しく責められて。
「中に、真紀」
「っ」
奥深くに注がれながら、乳首に歯を立てられて、達した。
「熱い……真紀」
最高に気持ち良くてたまらなくて、もっとって、行儀の悪い脚で、腕で、真紀を捕まえて、世界で一番いやらしいキスをした。
ともだちにシェアしよう!