「……んっ……はぁ……あん 」 結局周さんのしつこいキスに僕は腰砕け状態になり、その場にへたり込んでしまった。そのまま周さんに組み敷かれ、熱い指先が僕の体を弄っていく。 「あぁ……あっ…… 」 僕が声を出す度に周さんがキスをしてくる。 「んん……っ 」 「……もう、竜太……声出すなよ」 怒られた…… 「声聞かれるの嫌なんだろ？ ならもっと我慢しろって……」 そんな事言ったって…… 「だから今日はこういうのダメだって……あっ……やめてください……」 僕が抗議してもおかまいなしに周さんの手は僕の服の中で蠢いている。気持ちよくて声が出ちゃうのはしょうがないじゃん。だからさっきからダメだって言ってるのに…… 「……だって竜太が俺を煽るんだもん！ 久しぶりだし、俺はもう無理！」 そう言って周さんはまた僕に唇を重ね、強引にズボンの中に手を入れてきた。 僕は煽ってなんかいない。 でも、久しぶり……なんだよね。 今日はダメだと拒んでも、周さんに迫られ続ければ拒みきれない。だって好きなんだもんしょうがないじゃん。 「周さん……あん、僕……声出ちゃうから……んんっ、いっぱい……キスして、僕のくち……塞いでて……」 クチュクチュと音が立つほど扱かれ、堪らなくなってしまった僕は周さんの耳元に小声でお願いをした。 「……どんだけ煽るんだよ、竜太のバカ」 そう言いながら周さんは僕の上唇をチュッと吸い、そのまま舌を差し入れ激しく口内を犯し始める。 んんっ…… キスだけでイっちゃいそう…… 僕は周さんにしがみつく。周さんが扱く手の動きに合わせて快感で無意識に腰を動かしてしまった。 「竜太、腰……動かしちゃって、気持ちいいの？ 凄えエロい。ねえもうイキたい？ ……イキたいの？」 僕の動きに気がついた周さんが耳元で囁いてくる。 「はぁぁぁ……だめっ、周さんっ……イっちゃう……イっ……ちゃう、んんっ…… 」 必死に声を殺して周さんにしがみつき、僕は射精感に堪える。 「竜太、イっていいよ……ほら……俺に竜太の気持ちいい声聞かせて……俺の手、気持ちいい？…ほら、イっちゃえよ。俺の手の中に竜太の熱いの吐き出して……」 周さんにいやらしく耳元で囁かれ続け、僕はあっという間に果ててしまった。 そして僕の吐き出したものをそのまま後ろの窄みへ塗りたくりながら弄り始めたので、慌てて周さんの手を抑えた。 「……今日はダメ。僕が口で気持ちよくしますから、ね？……僕の口で許してください 」 これ以上周さんに気持ちよくさせられてしまったら、声を抑えるなんて絶対に無理だし、するなら我慢なんかしないでとことん感じたい…… 「……挿れたい」 周さんが口を尖らせて僕を見る。 ……可愛い。だめ、折れてしまいそう。 「周さん、僕いっぱいしてあげるから、ね？」 そう言いながら僕は周さんの上に跨り、ズボンをずらして周さんの勃起したペニスを取り出した。