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第76話
はぁあ……
僕の中に予想以上のモノが入って来ようとしているのがわかる。
大きく開いた脚をあいちゃんの身体に絡ませ、露わになった密部の入口に先を押し付けわけいるように徐々に侵入してくる。
苦しいけど……もっともっと……
「ぁあ……!」
「……っ!霖」
腰を固定され、熱いモノがお腹に入って来るのがわかった。
圧迫され正直苦しいけれど、それよりもやっとあいちゃんと繋がれたことが嬉しい。
マジで嬉しいな……
「ほら……挿ったでしょ……へへへ」
「……あ……のな……きつくないか?ってきついよな」
「きついけど……平気。嬉しい……合体しちゃったね」
「合体ってな……あぁ……でも最高だ」
軽く腰を引いてまた押し付けてを繰り返す。
ゆっくりと………
それだけで甘い……優しい腰の動きは僕の身体を気遣ってくれているんだろう。
しかし徐々に苦しさがピリピリとした快楽へと変わっていくのが分かった。
「あ……ん……っ」
「……霖の中……やばい……ぞ……っ」
「あ……あ……ひゃっ……あぁ……!あいちゃんの腰……エロいっ〜!」
「は、エロくて結構……っ!股開いて喘いでる霖だって……最高可愛い……ぞっ」
「ひあぁ!……馬鹿っ!……っ!うぁん……っ」
気がつけばピストン運動へと変わっていて、質量的な苦しさはあるけれど、内部を侵され生み出される濃厚な刺激には勝てない。
それに目の前に汗を掻き、官能的な表情を浮かべている恋人が、マジカッコいいのだ。
ああぁ……っ汗ばむおじさん!なんなの!好きぃ!!
そう思ったと同時に、じわんとお腹の中が熱くなり、自分も精液を吐き出してしまった。
「はぁ……はぁ……っ霖……悪い。大丈夫か?」
「はぁ……もう……っ!あいちゃんの腰エロいっ!好き!」
「そりゃどうも。霖、じゃあもう一度な」
「…………え」
「足らない。全然足らない。霖がエロいからだな……クソ、参ったなぁ……あとでちゃんと綺麗にしような?」
言われてみれば、僕のお腹の中のあいちゃんが萎えてる気配がない。
なんだかあいちゃんがワイルドに……
萎えるどころかムクムクと元気になっているようで、超びっくりなんだけど。
うっそ、元気すぎ!
「……あいちゃんが気持ちよくなるなら、何度でもいいよ?なんでも言って?体位変える?」
「ま、また!そういうこと言って煽るなっ!」
「煽ってるよ。やっと解禁されたんだから……僕なんでもしちゃうよ」
そうして抱き合いながらくちくちと唇を重ね、溺れてしまうような濃厚なキスをする。
挿入されたまま乳首を指でくにくに弄られると、再熱しはじめてしまい、腰が落ち着かなくなってきてしまう。
「……霖……大好きだ」
「知ってる。僕も好き……っぁ……ひあん……」
ゆるゆると再び始まった二人の甘いひと時は、暫く続いたのだった。
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