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第7話

結局昼休み一杯まで中はここにいて俺に視線を送っていた。 「中…見すぎ…そろそろ教室帰りな。遅れるよ?」 「あ…はい!じゃあ…あの…」 「あぁ。連絡先?はい」 「あぁぁぁぁ…ありがとうございます!ありがとうございます…あの…あの…連絡してもいいですか?」 「好きにしたら?」 「はい!では!また!」 大袈裟なほど頭を下げ立ち去る中を見送る… 「なんか…『わんこ…』みたいだね」 二人して声を揃える…やっぱり…犬だよなぁ… 「睦月…あの子可愛がってあげて…ね?」 「まぁ…ほどほどに…な」 それから数分後… 『中です。 さっそく連絡しました。 連絡先を教えて頂きありがとうございます。 また明日今日と同じ時間に伺います。 皆様によろしくお伝えください。 雪輪先輩。 大好きです。』 絵文字も何もないメール。中のイメージから派手な文章でも来るのかと思ってたら違い、いい意味で裏切られた気分だ。実は絵文字が大量なのは俺はあまり好きではないから 自分も文字だけだったりするし却って好感はあがった。 しかし… 『改行し過ぎ。また明日な』 「睦月。霜月君から?」 「うん。ほれ」 「丁寧だねぇ。意外。でもしっかり告白してるし。可愛いね」 「可愛い…ね…」 やっぱり美空が可愛い。俺ってば重症?

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