2 / 12
第2話
───翌日
『おー、豪太、広海』
『こっちこっち~』
『遅かったな』
『遅刻だぞー!』
『────え?』
あれ?
……暑さのせいかな?
クラスの皆が……ウジャウジャいる…
気がするんだけど…
幻?
『あー、ごめんね?遅くなって』
広海は、ごく自然に皆の輪の中に入っていく。
『……え?』
あれ?
やっぱり、目の前のクラスメイトは……本物?
──って事は……
『……………/////』
俺、てっきり2人きり だと思ってたんだけど
違ったんだ……/////
うわー////
俺、浮かれて
イルカの浮き輪とか持ってきちゃった…////
───って、いや!
そんな事より……!
毛!!
毛だよ!毛っっ!
広海と2人だと思ってたから
全然なんにも処理してないんだけど!!
『広海くぅん、こっち来て~』
『写真 撮ろうよ~』
お、女の子もいるってのに……!!
ボーボーなんだけどっ!!
『うわわ……どうしよう…』
広海に見られるのは全然いい。
他人に見られるのも、まあ仕方ない。
でもさすがにクラスメイトは…
しかも女子に見られるのは…
ちょっとだけ…いや、かなり
は、恥ずかしいぞ…っ!!
つか、広海ぃぃぃ!
なんで
昨日 言ってくれなかったんだぁぁ!!
どうすんだよ、この毛~~~っっ!!
ともだちにシェアしよう!