高く膝を持ち上げられ、巧みな腰使いで挿出を繰り返す。縛られた腕はシーツに縫い付けられ優しく頬を撫でてくれる英二が握りしめたいた。 ニヤニヤと笑う咲良が掌に収まる黒い輪っかを手にし、何もせずに吐き出した芯を持ち上げ咥えた。 勢いのなくなった芯を吸い上げる。手は擦り上げ先端を口内で弄んでいた。芯と孔を同時に攻められ気持ち良すぎて飛びそうになる意識を、胸の突起を弄る楓の指が摘まみ上げる。 ポロポロと溢れる涙は悲しいわけじゃない。生理現象だと。開いた口からは涎も溢れ喉に伝っていく。 「気持ちいいねぇ」 呑気な声が頭の上からする。返事など待っていないのに、圭一は何度も頷いた。 苦しくて気持ちいい。身体中を這い回る快感に押さえつけられた身体が火がついたように暴れ、悶えてしまう。 再び立ち上がった芯がまた開放感をめがけて走り始める。口内で擦られるその快感は孔を侵される感覚を麻痺させて気持ち良さに変えていった。 今自分の身体がどうなっているのか。そんなことを考える理性はとうに飛ばしてしまっている。 「もっと気持ち良くなるぜ」 そう言った咲良は含みのある笑みを見せ手にしたリングを芯に向けて、はめ込んだ。 根元を縛る圧迫感。堰を止められた感覚で逃げ場を失った塊が暴れ出す。 「やぁぁぁぁ…はずして…」 そんな悲痛な叫びは、より深く最奥を打ち付けられた雄に消されていった。 「あああっ、ふかい…」 喉を仰け反らす圭一の唇を啄ばむようにキスを繰り返し、あやしていた英二が身体を起こし、己の芯を圭一の頬に擦り付けた。 「圭一、しゃぶってみろ」 そう命令したのは咲良だ。グロテスクな形をした雄を目の前に恐れおののき、圭一はきつく目を閉じた。 グリグリと口元に押し付けられる雄。気持ち良くなっていく身体と吐き出せない圧迫感。そこに英二の雄を咥えれば、身体中を支配されるのではないかと脳が痺れ始める。薄く唇を開け、紅い舌を外気に晒す。 そこに待ったいた雄がズズッと入り込んできた。 AVで見たことある…女の人が美味しそうに咥えていたそそり立つモノ。 その映像が脳裏に写り、真似をするように舌を絡めた。生臭いイメージを浮かべていた筈が、甘い匂いが鼻をくすぐる。 蜜でも溢れてくるんではないかと、そんな感覚に囚われ、限りなく伸ばした舌で唇で擦ってみる。 口一杯に頬張って英二のリズミカルな動き始めた挿出に必死で喰らい付いた。