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第17話

喉の奥を突かれるたび、嘔吐しそうになるのをグッとこらえ、早なるピストンにそれを取り込もうと喉元を拡げる。 呻き声と共にどろりと英二が吐き出した精が顔に放たれる。その開放感で英二から溢れ出すフェロモンに息を飲んだ。 パンパンと肉がぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。そして強く押し付けドクドクと熱いモノが腹の奥で広がった。 優の熱い杭がズルリと引き抜かれ空虚感で孔がヒクつく。それを見ながら咲夜が笑った。 「エロい身体してんのな」 咲良の戒める言葉は背筋を這う痺れのような快感を呼ぶ。圭一は吐き出したい精を持て余してハアハアと息を上げた。 「お待ちどうさま。童貞捨てちゃおうね」 腹に跨った楓が自分の孔に圭一の芯がを充てがった。妖しく舌なめずりをしズズッと生暖かい中に圭一の芯は埋め込まれていく。楓は気持ちよさそうにゆるゆると腰を動かした。 「気持ちいい?圭一君っ」 見下ろす瞳は喰われてしまいそうな程にギラつき妖艶な色香を放っていた。結合部を見ればズッポリと根元まで収まっては先端まで引き抜かれる。その快感に楓のリズムに合わせて腰を振った。 ああ、とうとう…童貞捨てられた… あんなに計画を念入りに立てたのに。こんなに簡単に捨てれるなんて… それでも楓の中は気持ちよく、腰を振らずにはいられなかった。この中に吐き出したい。出口で荒れ狂う雄を吐き出したかった。 「後ろのお口がお留守だよ」 楓の後ろで圭一の膝を抱えゆっくりと咲良が入ってくる。くぐもる呻きを上げるとさらに奥を目指し差し込んだ。 楓を咥えている圭一と、圭一の中を擦り上げる咲良。そして圭一の上で咲良は後ろから楓を抱きしめ二人はねっとりと唇を合わせた。 いやらしく響く深いキスの音。それを見上げている圭一は何故か嫉妬心が沸き起こり、楓を深く揺さぶった。 カチッと何かが外れる音がして根元に開放感が蘇る。縛られた手首が自由になり楓の腰を掴んで勢いよく突き上げた。それに合わせるように咲良が圭一を抉るように突く。味わったことのない快感に、喘ぎを抑えることなく圭一は息を荒らげた。 なんともいやらしい夢を見ていた。それも座ったままで。願望を解放したからだろうか。淫らな自分を思い出し頬に火がつく。窓からは真っ暗だった海辺から少しの光が差し込んでくる。 だがしかし、夢は現実の快感を呼び起こすように圭一は英二の上に跨り、差し込まれた杭を軸にしながら揺さぶられていた。 もう吐き出すモノがないほど、何度もイカされ続け、それでも圭一は貧欲に求め続けていた。

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