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第9話

「……若さって怖い」 まあ確かに、スカートが風でめくれるだけで興奮しちゃうよな。高校生は。 18歳なんてついさっき、そんな小さなエロを見つけて興奮しちゃってた子どもだったわけだし。 「いえ。こう見えても、俺も待ったんですよ。本当はもっと早く実行したかったんですが、未成年のままだと、俺が貴方を襲っても、捕まるのは貴方なので」 「……はあ」 「で、このマンションは来月には取り壊します。ちゃんと管理人さんには連絡を回して貰ってます!」 「俺には来てない」 「連絡取りずらいだろうから、俺が言いますって引きうけたんです。サプライズで今日まで黙ってましたが」 無茶苦茶だ。 「ここ、俺の実家の会社の社員寮になるので、はやく新居に引っ越しましょう」 待て。 色々おかしいじゃないか。 これは、こいつ、プロポーズじゃないだろ。 強制的に俺を連行する気満々で、俺が断るなんて思ってないぞ。 しかも、家一戸買えるぐらいの結納金って……まさか。 「お前、もしかして」

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