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第182話

「っく」 「んんっ」 唇を噛みつくような激しい口づけで奪われ、中であっくんが多くくなったのが分かる。 どちらかわからない唾液をすすり合い、呑み込み、荒々しい息を吐き、獣のようにむさぼっていく。 「っ和葉さん」 ああ、名前を呼ばれるのも愛しい。 「和葉さん、――和葉さん」 「あっくん」 俺も名前を呼んだ。 すると覆いかぶさってきて、体重が俺の全身に預けられて、足を持たれ更に開かされた。 「出そうです」 「うん。おいで」 余裕ぶって微笑んでしまったけれど、それどころではない。 名前を呼ばれた瞬間、俺も先端がとろりと垂れて固く厚く、泣いている。 「ぁっあああっ」 あっくんの顔が首に埋められ、高ぶった俺のモノを擦りながら、動きが早くなる。 イイ場所を擦られるたび、泣かされる。 奥を穿たれるたび、腰が弓なりにしなる。 せり上がってくる快楽に呑み込まれるように、必死で背中を手で掴み、腰を足で挟んで奥へ奥へと受け入れた。 「ひゃぁぁぁ、んんっ」 大きく振れたと思うと、温かい熱を感じた。 それと同時に、あっくんに擦られていた俺自身も、あっくんのお腹に掻けながら達してしまった。

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