「……和葉さん、仲直りして一緒に寝ませんか」 　喧嘩して二時間。裸エプロン姿のあっくんが、おずおずとそう切り出した。 はい。好き――――――――。 嫁の裸エプロンは３６５日２４時間見ていて飽きない。癒される。 「あっくん、こんな寒い時期は風邪をひくよ」 辰崎さんお手製のネコのちゃんちゃんこを、肩にかける。 するとあっくんの頬が真っ赤に染まる。トゥクンっとときめいてくれたようだ。 「俺も悪かった。独身時代の資料をあっくんに見せて、嫌な気持ちにさせた」 「俺もです。独占欲が強くて、子どもっぽくあれもこれも嫌だって言ってしまいました」 「……明日は新婚旅行だし、一緒に寝よう」 「じゃあ今日はエッチしませんか」 恐る恐る肩にすり寄ってきたあっくんが可愛くて、沢山キスしていて、もちろんエッチするぞとエプロンの中身に手を出そうとして気づいた。 　俺の股間は、今、ぱ〇〇〇なんだった。 「あ、あのさ、あっくん」 「何ですか？」 「あっくんの下の毛、全部剃っていい？」 　あっくんの顔が、次の瞬間笑顔のまま青ざめた。