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第25話

次の日、食欲がないし体が怠くて学校を休んだ あーあ、ひとりだ… 家にひとりなんて慣れてるはずなのに 風邪のときとか寂しいって思ってしまう なにか食べなければと思い冷蔵庫を見るも 入っているのはお茶と卵だけ… 「コンビニいこ」 怠い体にムチ打って家を出た 歩いて10分程のとこにコンビニがある スポーツドリンクとみかんゼリーを買って 家に帰ろうとした 「あっ、姫じゃん。学校サボり?」 誰かが話しかけてきた 測ってないけどおそらくあるであろう熱のせいでぼーっとしていて頭が働かない あっ、同じクラスの一ノ瀬 雅か 「おい、無視すんなよ…ってか顔赤くね?」 グイッて腕を引っ張られてバランスを崩した 「あっぶね…」 「なぁ、家どこ?」 「なんで?」 家に来られても困るんですが… 「そんなフラフラなのに一人帰らせるわけねーじゃん」 そんなこんなで、家まで送ってもらった 「ありがと…もう帰ってもいいから」 「いや、看病してやるよ」 一人が寂しかった僕は、お言葉に甘えて 男を家に入れてしまった これが間違いだった

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