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kiss&××-1

ねっとりと厚みのある健太郎の舌が、僕の舌を見つけると 淫らな水音を響かせ、ゆっくりと絡める 「……、っん」 頭の中が痺れ……真っ白になっていく…… ……なんで、キス 拒めないんだろう…… 健太郎の額や顎先から滴り落ちる汗が、僕の顔や喉元にぽたりと落ち、濡らす 人工的な風が、定期的に僕と健太郎に吹き付ける けど密接し溜まった熱を冷ますには、不十分すぎる トクトクと鼓動が早くなり 血液が沸騰し 肌が汗ばんでいく…… ……健太郎の、舌………熱い…… 突然の事でパニック状態だけれど 嫌悪感がそこまでない事に、正直驚いてる…… わかんないけど……拒む程じゃない…… 奥深くを愛撫され どんどんキスが深くなっていく…… ……はぁ、はぁ、 やがて離れた唇と唇 熱い息が交差し お互いの顔にかかる ……はぁ、……はぁ、 瞼をゆっくり押し上げる すぐそこに飛び込んだのは 離れがたく、名残り惜しそうに濡れた……唇 それは、僕のすぐ傍に留まり 再び結ばれたいと憂いを帯びる…… 「……小太郎…」 その唇が、小さく動く 僕をしっとりと見つめる瞳 その中にある光が、悪戯に揺れる 「……!」 応えようとして割れた唇を 再び健太郎の唇が食む 「……ん……っ……」 隙間がない程に塞がれ 溺れたように……息ができない…… ……くる、し…… それでも懸命に、差し込まれた熱い粘膜に応え 溢れる液を溢さない様に堪える 「……は、ぁ……」 感覚の無くなりそうな手を、ゆっくりと床から離し 痺れる指で、健太郎の脇腹辺りの服を握る 「……あぁマジで、すげ…可愛い………」 唇が離され、また重ねられる 貪る様に何度も、何度も…… 瞼を閉じ健太郎の唇や舌の感触を感じる どことなく愛おしむ様な繋がりに 次第に溺れていく………

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