「真尋、痛くないか？」 「うん、大丈夫・・・」 熱い視線で見詰められ、身も心も甘く蕩けそうになる。 「真尋、愛してるーー」 「僕も、先輩が好き。有馬さんよりも大好き」 自分からするなんて、顔から火が出るくらい恥ずかしかったけど、好きだっていう気持ちをどうしても伝えたくて、彼のおでこに軽く口づけをした。 「ちょっと、真尋‼」 彼が狼狽える姿、初めて見たかも。 「そんな事されたら抑えがきかなくなるの分からないのか？」 「へっ⁉」 「へっ、じゃない。初めてだろうから、手加減するつもりでいたのに」 先輩が僕の腰を掴み、下からの突き上げを始めた。 「いや・・・ぁ、あ・・・」 「嫌じゃないだろ？俺のに吸い付いて離そうとしないくせに」 「そんなの、知らないーーはぁっ、あ、ゃあ・・・」 肉襞を彼の切っ先で擦られ、抉られるように掻き回され、初めて味わう気持ちよさに、口を半開きにし、喘いだ。 ずちょねちょ、ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅーー淫らな彼の腰使いが、派手な水音をたてていく。 「先輩・・・イキそ・・・」 ５本の指でやんわり陰茎を握られ、親指の腹で、鈴口をゴリゴリされ、限界ギリギリまで追いつめられる。 「真尋ーー真尋ーー」 「っ・・・うっ・・・」 名前を呼ばれ、何度も口付けを交わすうち、僕のナカの先輩の雄が一段と嵩を増したのが分かった。 こんなにも欲して、求めてくれる。 それが何よりも嬉しかった。 「あ・・・っあぁ・・・っ」 激しく上下に揺さぶられ、より一層深く繋がり、奥まで穿たれたその瞬間ーー。 「っあ・・・・・・っーー‼」 目の奥で、白い光が散り、彼の手の中に蜜を放っていた。 吐精に四肢が戦慄き、法悦に震える。 遅れて、先輩の熱が体の奥で弾けたのを感じたけれど、ほほ同時に僕は意識を手放したーー。