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第4話

右も左もわからない異世界。そこで航斗はあてどもなく歩いている。時折、どこからともなく男の喘ぎ声が聞えてくるそこで航斗は刹那、立ち停まった。 「!!!」その時、航斗の前に現れたモノはマタアッタナ…と言う言葉を発した。 「ヒッ」 航斗はショクシュを見るや否や走り始めショクシュは触手を伸ばした。 刹那、ショクシュの触手は航斗の足を捕らえた。 「だっ誰か助け…」 航斗がそう言った直後、リーンと言う鈴の音が航斗の鼓膜を揺らした。 「ヒェエエエエエエエエエエエエッッ」ショクシュは航斗から触手を離すとすぐその場から逃げ始めた。 その時、鈴の持ち主を見た航斗はエ…と言いその目を見開いた。

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