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Ⅰ 愛の巣で朝食を⑦

ハルオミさん目覚ましを止めなければっ 停止スイッチはどこだ? ………ハッ! もしや……… 俺は知っている。 雄にはもう一つ……秘されたスイッチがあるんだ。 まさか…… ハルオミさん目覚ましの停止スイッチは…… そこだ。 そこしか、考えられない。 でも、いいのか? 俺がそんな場所に触れても? 迷うな! 事は急を要するんだ。 スイッチを押さなければ、ハルオミさん目覚ましが止まらない。 押すんだ。 勇気を出して…… 俺だって昨夜、散々弄られたじゃないか。 だから、俺も…… ハルオミさんの中にある…… 雄ならば誰でも持っている、あの場所。 そこを押すと、どんなに屈強な雄でさえ雌になると云われている……禁断のスイッチを押してあげよう。 うっ ハルオミさんの……パンツ、パッツパツだ。 最小限の面積で下腹部を覆う、黒いブーメランパンツ ただでさえ、布地の面積が小さいというのに。中身が布を押し上げてパンパンになっている。 ……エロい。 ハルオミさん、エロすぎる~!! 光沢のある黒い生地がテカって、性器の形が際立っている。 くっきり分かるその形は、まさに暴君!! デカい。 今にも、はみ出しそうじゃないか。 ……あっ。 暴君に布地が押し上げられて……ゴムが下がってしまっている。 ゴムのすぐ上の黒いの…… 陰毛、だよね。 ハルオミさんの生え際が見えてしまっている。 教えてあげないと。 待て。 陰毛見えてるよ。……って、ハルオミさんに言う気か。 俺は、今から下ろさねばならないんだぞ。 ハルオミさんのパッツパツ ブーメランパンツを。 暴君を取り出そうとしている俺が、そんな事を教えてなんになるんだ。 下ろすんだ…… ハルオミさんの…… うぅ~ 緊張する~ やっぱり大きいよぅ。こんなに立派な百獣の王の証が世に存在するなんて。しかも、それが俺の夫だなんて…… うそ……また大きくなった。 もしかして、ハルオミさん。俺の視線で興奮してる? ドキドキしてるのは、俺も同じだよ。 だが、緊張で我を見失っては本末転倒だ。 行程を確認しよう。 俺がパンツを下ろしたら、黒い幕の向こうから、ハルオミさんの暴君がブルルンッ……と登場する。 俺はきっと、百獣の王の勇ましさに目を奪われるだろう。 ここで平常心だ。 平静を保て。 後ろに手を回して……チュプリ、と。 秘された蕾の奥にある、コリコリしたハルオミさん目覚ましのスイッチを押すんだ! そこさえ押せば、ハルオミさん目覚ましの鳴動が止まる。 フフフ、完璧だよ。 狂いのない計画! 俺の頭脳に間違いはない。 イメージトレーニングは成功だ。 後は行程通りに、まずはパンツを…… フハハハハーッ 「……ジリン」 あれ?止まった。 まだ蕾のスイッチ押してないのに。 どうして…だ?……………ッッッ!! 「アフンっ」 「君、良からぬ事を考えたね?」 アハぁ、ハルオミさんの足が俺のアソコをこするゥー 「私のソコは、君が一生触ってはいけない場所だよ」

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