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Ⅰ 愛の巣で朝食を⑧
どうしてェェーッ?
俺っ、ハルオミさん目覚ましを止めようとしただけなのにっ
「アフぁンっ」
ハルオミさんっ、ソコはぁ~
裏筋をすりすり、足の親指でハルオミさんがこすってくる!
シルバーリベリオンの頭脳が、警鐘を鳴らしている。
ハルオミさん目覚ましを止める前に、優先事項が発生した。
俺自身を守れ!
ハルオミさんと明け方までイチャイチャした体は限界なんだ。
ハルオミさんの要求に応えられる余裕はない。
脳が俺に指令する。
俺自身を死守せよ!
「カチカチだね」
足が棹をねっとり撫でた。
「朝勃ちだからァ~」
「さっきも聞いたよ」
ハルオミさんが、ご機嫌斜めだ。
俺はハルオミさんの気に障る事をしたか?
「君のココは、朝勃ちてベトベトになるんだね。夫の私にエロスを感じないというのに、君はなにで妄想してるのだろう?」
「それはァ」
感じない訳ない。
感じてる……って伝えるのが、恥ずかしいから……
「夫婦で隠し事はいけないよ」
「隠し事なんてしてないっ」
「してるじゃないか」
………つん
親指が……俺の先端を弾いた。
「君は、ココを隠している」
そそそっ
そっ、それはァァァーっ!!
「ほんとうの自分を見せようとしない。
夫である私の前で、君はほんとうの君を偽るんだね」
ちがーう!!
偽ってなんかない。
隠してるんじゃなくて、隠れてしまうだァッ!
ほんとうの俺は………
皮の中へ………
「…………………………皮被りだから~」
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