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Ⅰ 愛の巣で朝食を⑲
ヌポーン……
お股の間で、黒いゴムに包まれた凶悪な暴君がそびえ立ち、彼に寄り添う俺のスマートな昂りが、がまん汁でギトギトに濡れそぼっている……
あはれ……だ。
俺達の行為を嘲笑うかのタイミングで鳴り響いたチャイムを「いとをかし」と称賛できるほど、俺は寛容ではない。
だって、俺の分身……
まだ元気だ。
どうしよう~……
「ナツキ……君は萎えていない。そして私もだよ」
「ハルオミさん……」
「もう一度だ」
そうだね!
変なタイミングで、ピンポン♪が鳴ったけれど。
朝は性交。
寝床いりはてて、ピンポン♪の音、ピンポン♪のねなど、はたいふべきにあらず!
集中だ。
「さぁ、いくよ!乳首スイッチの準備はいいかな?」
「はぁい」
ハルオミさんの爪の先がキュンっと、乳頭を引っ掻くから、ゾクリと背中が粟立った。
たまらず円を描いて、乳輪をこねこねする。
アァン、感じる。
お股をハルオミさんの怒張が擦り上げる。
おっきい……
ハルオミさんが膨らんでいる。
……こんなに口調は穏やかで、ちょっと意地悪だけど優しいのに。
ココはいっぱい、雄の欲をたぎらせているんだ。
あなたの熱を感じて、俺の昂りがドクドク脈打つ。
「ハゥウ~」
欲しい。
この大きな欲望を、俺の中で受け止めたい!
お尻、いっぱい振りたいよぅ。
「グチャグチャにして」
これ以上ないくらい、股を開く。
恥ずかしい格好のご褒美に、固い熱がお尻の割れ目をこすってくる。
「早く、君の中に入りたいよ……」
「来て!ぶっ刺して!ハルオミさん、好き。デカマラ早くぅー!」
「アルティメット ボマー、君のオスマンを爆撃する」
「ぶっといヤツ、ぶち込んで!」
誰にも届かない。
ハルオミさんしか届かない奥まで。あなたが来てくれる。
「カウントダウン開始」
3、2、1……
「Achtung ……」
ピンポーン♪
………まただ。
また、ピンポンのやつがッ
「もう一度だよ、ナツキ。集中だ」
「はい」
「カウントダウン」
3、2、1……
「Achtung ……」
ピンポーン♪
なぜだっ、なぜこのタイミングで鳴るッ?
「戦場に想定外は付き物だ。ここから立て直した者が勝者になる」
「はい」
「アルティメット ボマー、爆撃用意」
「プロミネンス発射準備、完了」
3、2、1……
「Acht ……」
ピンポーン♪
ダアァァァァァーッ!!
「出ればいいんだろッ」
ピンポーン♪
「やかましいわっ!」
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