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《断章》副総理だって主夫をする!⑧

ハルオミさんの熱脈が額を撫でる。 鼻筋を下りる。 「口、開けて」 「……これが、いまらちお?」 「イラマチオだよ」 蒼い瞳を細めた。 「でも、まだイラマチオは始めてないよ」 期待してるのかい? アレがつん、顎をつついた。 ……まだあげないよ。 意地悪な唇が薄く開く。舌先で上と下の口唇を濡らした口に促されて、俺も口を開けたけれど。 「まだ足りないね」 「ハフっ」 下唇を突き上げてきたソレに、頬っぺたペチペチされる。 「私を入れるのには、まだ足りない。そんな君はココからだよ」 視界が真っ暗。 黒い…… 瞼に押しつけられた硬質の茂みが顔をこする。 これ…… ハルオミさんの…… (陰毛だ) どうしよう。俺、ハルオミさんの股間に顔をうずめているっ 「どうもしなくていいさ。私がそうさせているんだからね」 寧ろ…… 「抵抗されると萌えるよ。乱暴に犯してしまうかも知れない」 乱暴? 犯す? こういうコトは合意じゃないのか。 俺、恥ずかしいけどハルオミさんにこういうコトされるの、嫌じゃないよ。 「君の意思じゃない」 「アフっ」 「いま私は、君をメチャクチャに犯したいんだ」 「はむゥ~」 君の大好きな…… 「金玉だよ」 美味しいかい? 俺のお口にハルオミさんの双玉が入っている。 「そう……いっぱい唾液をからめて……うん、吸ってみようか?」 後頭部を抱え込まれて、息ができない。 わずかな隙間。黒く深い茂みから、どうにか酸素を手繰り寄せる。 「まだだ。吸い付きが全然足りない。もっと……顔を離してはいけないよ」 「ヒフゥ」 苦しい!ハルオミさん、苦しいよ。 頭を抱きかかえられて、口の中に根元の玉袋が押しつけられている。 場所が場所だから。 巨大な肉塊が頬っぺたにべっちょりと、固くて逞しい雄がくっついている。 顔の上で、ハルオミさんがドクドクしている。 恥ずかしいよ。 いくらなんでも、こんな…… 雄の象徴を頬に付けて、雄の大事なタマを口に含んで、息もできずハフハフしている。 「涎を垂らしているのかな。淫らな悦びに恍惚としている君の顔が見られなくて残念だ」 「ハフホミ…さぁん」 「雄の大事な場所だよ。優しく丁寧に……上手だね。音を立てて、卑猥だね」 チャプっ、チュ 雄の匂いがする。 口の中の袋をじゅるじゅる、唇ではむはむして舌の腹でねっとり包む。 ハルオミさん、悦んでくれてる? 足りないの? 頭を押さえる腕を緩めてくれない。 まだ足りないの? 「言ってみようか」 「フヒン」 なにを? 「美味しい……って」 言ったら、許してくれるのか? 「強く吸い付いて。私を口の中に包んで言うんだよ。……できるね」 恥毛が顔をこする。 優しい声とは裏腹に、ガッシリ両手が後頭部を受け止めて、陰部に俺を押し付けて離さない。 どうして? 言ったら、ハルオミさんは教えてくれるの? チューチュー、チュウゥゥーっ 「ほひしぃ~」 頬の雄が熱い。 俺の口の中に、ハルオミさんの分身を作る大事な性器が入っている。 「なにがかな?」 「ハフホミさんの~」 「うん?」 「ひんたま、ほひしぃ~」 ……「金玉、美味しいね」 ぎゅっと、押し込んで。 舌の腹に押し付けて。 ……ふと後頭部が軽くなった。 根元に垂れ下がる雄の玉が、口から逃げていく。 酸素! 口いっぱい、肺に酸素を吸い込んだのも束の間。 熱い塊が口腔を穿つ。 後頭部が再び、屈強な両手に捕まった。 口の中がッ 大きい。苦しい。 上顎に当たってる。猛々しい雄の肉欲!! 「ここからだよ」 さぁ…… 「イラマチオ本番を始めようか」

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