「全部入りきらないね」 そうだよ……って。頷こうとした首さえもガッチリ、ハルオミさんにホールドされている。 俺の意志で頭が動かない。 「私はデカマラだからね」 「アゥゥ～」 顎が、無理。 がくがく、こんなの咥えてたら外れてしまう。 もうだるいよ、ハルオミさん。 「おねだりかな？」 「ハヒっ」 「口を閉じてはいけないよ。君に、雄の大事な生殖器を預けてるんだ」 ハルオミさんの巨根が口内を蹂躙する。 雄の幹が上も下も、中から顎をを舐め回して舌を嬲って、奥を穿つ。 入らない！ 入れないで。これ以上奥まで来たら、えずいてしまう。 「心配いらないよ。もうここからは入れない」 でも、 「ここまでは入れる」 ハルオミさんが喉の奥まで。 苦しい。 容赦なく俺を奥まで穿つ大きなハルオミさんも。 苦しくて。 苦しくて、滲んだ涙の裏側に浮かんだ蒼いサファイアの瞳も、全部。 もがく事さえ許されない。 どろどろだ。 唾液が溢れて飲み込めない。 涎まみれになっている俺の口。 ベッドサイドでが仁王立ちしているハルオミさんの股間に、四つん這いの俺が顔をうずめている。 恥ずかしい…… こんなの、俺…… 「ベトベトなのは、口のまわりだけじゃないね」 口内を蹂躙するハルオミさんが声音を吹き掛ける。 「ネチョネチョの股ぐらを私の顔で拭いて……やらしいね」 これっ！ 「ハフホミしゃんほ～」 (ハルオミさんの抱き枕っ) 「私自身だって言った筈だよ」 等身大なんだから。 「私を股に押し付けて、こすって」 「はっへひ」 (勝手に腰がァ～) 苦しいのに動いてしまう。 感づかれまいと。脚の付け根の突起物の膨張を隠したくて、ハルオミさん抱き枕を股に押し付けるけれど。 どうしたって腰の動きが止められない。 「私を使ってイラマチオは気に入ったかい？」 俺が、いまら？…… 「君主体の口内セックス、上手だね」 これが、いまら？…… フルフル、首を横に振ろうとするが押さえつけられてしまう。 「嫉妬するよ、私の分身に。私だって君にされた事ない性技を施されて」 「ひはふ！」 (ちがうよ！) 否定したいのに届かない。言葉にならない声を出すのが精一杯だ。 口の中がハルオミさんでいっぱいで、もう顎外れそう。 「私の顔は、がまん汁でドロドロだね」 「ヒフ～」 ハルオミさんの顔って言わないで。抱き枕の…… 「私を恥ずかしい先走りでヌチョヌチョにして、興奮するね」 ハルオミさんのアレが圧迫する。口の中で膨らんだ。 「焼きもちで大きくなってしまったよ」 ズンッ！！ 熱い脈動が上顎を穿つ。 「私でイラマチオをする君をイラマチオするプレイは興奮するね」 ズンッズンッ 「アフヒ～」 「股ぐらの暴君が暴れだしてしまうよ」 ハルオミさんの立派な先端が舌をこする。上顎と下顎を舐め回す。 「私の味をしっかり味わうんだよ」 (そんな余裕なんてない～) ちゃぷん、ちゅぷちゅぷチュー ……なにか垂れてきた。 甘い…… ハルオミさんの恥ずかしい先走りの味と交わって、俺の口の中に滴った。 「ほひしぃ～」 「美味しいね」 少しだけ腕の力が緩んで頷く事ができた。 ハルオミさんが片手で俺の頭を抱いている。 もう片方の手は…… チャプチャプ、チャプ 垂らしている。 右手のマグカップから…… (ホットミルク) ドキンッ 心臓が跳ねた。 だって、ミルクが！ 屈強な幹に白いのがッ 「なにを想像したのかな？」 幹から口にミルクが垂れてくる。 「私が早漏みたいだね？」