121 / 292

《断章》副総理だって主夫をする!⑩

ホットミルク! 「君に作ったんだよ。飲んでもらおうと思ってね」 人肌の温度までぬるくなったホットミルクが垂れてくる。ハルオミさんの性器を伝って、口の中いっぱいに。 飲みきれない。 白いの……こんなにたくさん。 「君のお口が子種で真っ白だ」 (言わないで) 「精液をすすってるみたいだね」 チュ~チュ~ (だって飲まないと。次から次に溢れてくる) ハルオミさんの、白いの…… おっきな肉の固い棒でこじ開けられて、口の中いっぱいに含まされて、ハフハフ…ハァハァ 「顔、真っ赤だ」 ハルオミさんの白いのが、容赦なく溢れてくる。 舌の裏まで垂れて、甘い汁でヌチョヌチョだ。 上顎をこするソレに無理矢理、口を開かされて、唾液とミルクが混ざり合って喉の奥に落ちてくる。倒錯的な思考に飲み込まれる。 ハルオミさんの本物の子種が、口の中で泳いでるみたい…… 「早漏になるのも悪くないね」 まだ全然余裕の固い肉棒を口の中に含ませた藍の眼差しが、小さく笑った。 「君の顔、もっと淫らにしてあげるよ」 「ハフんっ」 スプリングが弾んだ。 突然の事に噛まないように、口の端から指を入れて内側から頬を持ち上げられている。 口、もう開けない。 顎がだるいよ。 見上げた瞳に、サファイアが共鳴した。 ハルオミさんの向こうに天井がある。 俺……押し倒された? ピチュンっ 「目をつぶるんだよ」 頬に生温い液体が這う。 ホットミルクだ。 「額に垂らすよ」 マグカップが傾いた。 ぎゅっと……目を閉じた刹那にあたたかな汁が額に溢れて瞼を伝っていく。 柔和な温もりが瞼にそっと降れた。 ハルオミさんの指…… 「私で汚れてしまったね」 指が弾いた。 「顔に掛けたみたいだよ」 私の精液で、種まみれだ……… 「ふごッ」 (ちがっ、これはミルクでっ) ハルオミさんのじゃない。 「おっと、噛まないでくれよ。興奮するのは仕方ないが」 薄く開いた瞼の奥に、妖艶なサファイアの眼光が突き刺す。 ハルオミさんに股がれて、口の中をハルオミさん自身に支配されている。 なんて、淫らな格好なんだ。 コツン、と硬質な音が響いた。頭の横……マグカップをベッドサイドに置いた音。 ハルオミさんが入っているから、首を動かせない。 ガシッと腕を掴まれた。 両手首を両手でシーツに縫いつけられる。 「君のポジションはここだよ」 (いざな)われた手が止まったのは、ほどよい弾力のある肉の双丘で。 (ここ) ハルオミさんのお尻だッ いつの間にか脱いでる。 ズボンもパンツも! 「ふごふごふごーッ!!」 (無理無理無理ーッ!!) だって、だって~ (ハルオミさんのお尻触るの、初めてだよーッ!!) フッと熱を孕んだ吐息が髪を掠めた。 「いけない子だ」 「ふごぅーッ」 (ちがうんだッ) 今のは! 「私の蕾を撫でるなんて」 誤解だよッ! 動揺し過ぎて、お尻の手が震えてッ! (聞いて) 「ハフホっ」 (ハルオミさんっ) 「淫乱な妻には、厳しい教育が必要なようだね」……

ともだちにシェアしよう!