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☆新年SP☆おこ💢なハルオミさん⑦
本気だ……
まさに『怒張』の名に相応しい。
(重量感!)
(凶悪感!)
ハルオミ自身♪おこ💢ver.が本気でいきり立っている。色黒いソレからドクドク、浮き出た血脈が怒っている。
脚広げるな!でんっ★……ってなってる。雄がでんっ★……って!
腕広げるな!おいで、するんじゃない、ハルオミさん!
(絶対に……)
あなたの腕の中には絶対に……
(行かない!)
「イケる!!」
ブルンッ★
ハルオミ自身♪おこ💢ver.!!
存在を主張するなーッ
「その『イク』じゃないわーッ」
思考を読むな、シュヴァルツ カイザー!
「俺は十分満足してるのーッ!」
「それは結構!しかし私は君不足だよーッ」
ビュクンッ
わ!また大きくなった!
元々デカいが、この膨張率……ハルオミ自身♪おこ💢ver.が良識の範疇を遥かに凌駕する。
卑猥な暴君に、
(食べられる)
股間の百獣の王が暴発すれば、俺は理性ごと確実に食べられてしまう~
「私分身-ハルオミ♪おこ💢ver.-に釘付けだね。目がハートになってるよ」
「ちがッ」
「好きだね、君……おっきいの」
フッと……鼻で笑った息が肌を撫でる。
「ちがうからッ」
「……それは、私が嫌いという事か」
「そうじゃなくって!」
「私はデカマラだ」
「……ぅん」
「お返事が聞こえないね」
顔が熱い。でかまらに大きな声で「はい!」……と返事ができるほど、俺の神経は図太くない。
言い訳もモゴモゴ、口ごもってしまう。
「君は、私の股ぐらのイチモツが小さいと思ってるのかい?」
そんなわけないじゃないか。
血管の浮き出た幹。段差のあるカリ。かさの張った亀頭がズル剥けで、先走りの雄汁がテカテカ光って淫猥だ。
目の前にそびえる暴君よりも大きいソレを、俺は知らない。
腹まで反り返った剛直が透明な汁を垂らして、恥ずかしい姿なのに。
美しいと感じてしまう。
ハルオミさんの雄としての姿を……
あなたの分身も、ずっしり垂れ下がる玉袋も、黒々と生い茂る剛毛も、みんな……その全てが雄を引き立てて、淫らな裸体が美しい。
「いい顔をしているね」
妖艶なサファイアが誘う。
「食べたいかい?」
「なに……を?」
「分かってるクセに」
「……わからない」
うそつき。
「私はシュヴァルツ カイザーだよ」
(君の……)
(俺の……)
思考は………
「読んでいる」
弧を描いた口角が雄の色香を刻んだ。
「もう一度だけ、だ」
「ハルオミ…さん?……」
「もう一度だけ、君に聞こう」
クチュリ……
舌先が下唇をなぞる。
……隠し事はできないよ。
私はシュヴァルツ カイザーだ。
君の思考は、既に私の手の中にある。
逃さないよ……
「ちゃんと、お口で答えようか」
サファイアの蒼が、微笑の歪 みの淵で揺らめいた。
「君のお口は何を食べたい?」
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