170 / 292

☆新年SP☆おこ💢なハルオミさん⑭

生まれたままの姿なのだ。 一糸まとわぬ姿であるのだ。 ハルオミさん、真っ裸…… すっぽんぽん★ ちょっとした事で口論になってしまって、風呂から上がったまま、タオルで体も拭いてないから冷たい水滴が肩から胸に滑り落ちてる。 「ちょっとした事じゃない。年齢は私が最も……はっくしょんッ」 「分かったから。十歳差のアラサーは気にしてないから」 「君にそう言われる事自体、気にす……はくしょんッ」 抱きしめてる場合じゃない。 ハルオミさんが風邪引いてしまう。 体拭かなきゃ……いや、もう一度湯船に浸からせた方がいいのか? とにかく! 無理させちゃダメだ。 (アラサーハルオミさんは若くない!) 「君はまた、そういう事を。股ぐらのハルオミ自身♪おこver.が激おこ💢だよ」 ずどんッ★💢↑↑↑ ムギャアァァ~~!! (思考読むな、シュヴァルツ カイザー) なんて元気な雄の象徴なんだァァー↑↑↑ 「君のハルオミ自身♪だからね!」 褒めてない。 嬉しくない。 ………あなたの妻Ωとしては、夫の猛る雄を賞賛すべきか。 (正しい妻の対応はなんだ?) クッ……流石はシュヴァルツ カイザーだ。余多の戦場を駆け抜け、Ω解放軍を勝利に導いた、この俺。シルバーリベリオンの頭脳を持ってしても、分からぬ事があろうとは! 「ここは君の可愛くフル勃起したイチモツを見せつけて、右手で(しご)きながらプルンプルン♪ ハルオミ自身♪激おこ💢ver.にこすりつけるのが、賢明な妻の心得だよー!」 「せんわーッ」 あなたは間違っている!シュヴァルツ カイザー! (俺は貞淑な妻なんだー!!) 「君は私の惚れた淫乱Ω妻だよー!!」 「思考を読むな、っつっとろうがー!!シュヴァルツ カイザー!!」 俺も激おこだ💢💢💢 「ならば、証を見せてもらおうか」 「ワワっ」 天井が見える。 サファイアが落ちてきて…… 「どうする?」 濡れた髪と一緒に低音の吐息が耳朶をくすぐった。 「私を突き飛ばすかい?」 世界が反転している。 「それとも殴るかい?」 俺……ハルオミさんに組み敷かれている。 「君は怒っているのだろう」 (こんなの……) あなたは卑怯だ。 (答えなんか、とっくに分かってるクセに) どうせ俺の心の中、読んでるんだろう。 あなたはシュヴァルツ カイザーだから…… 「それでも君から聞きたいんだ」 額の髪を指先が梳いた。 「私の事、どう思っている?」 俺は卑怯な男に惚れてしまったね。 (教えてあげない) 俺は卑怯なαに惚れてしまった、運命のΩだから。 「聞かせてあげない」 俺も卑怯なΩだよ。 広い背中に腕を回して、あなたをぎゅっと包んだ。 夫婦って似るものなんだね。

ともだちにシェアしよう!