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【お正月♪】初詣はあまねく愛に包まれて⑪

「君の大好きなホワイトシチュウ-ハルオミ特製ver.-だよ」 やったー♪ ……って。 Ω解放軍の頂きに君臨する元統帥は、そう易々と喜ばないんだからなっ ……まぁ。でも~ 誠意に免じて「皮被り姫」呼ばわりした事は水に流してやってもいい。 「仕方ないな」 夫共よ、Ω解放軍 元統帥の寛大な処置を有難く思うがいい。 「俺もシチュウ作りを手伝いました。副総理は好きではありませんが、統帥の好物に罪はありません」 「俺も手伝ったよ。嬉しいでしょ、ナツキ」 「そんな事はっ」 キュルルルルゥ~ ……お腹の虫が鳴いた。 「さぁ。犬も食わぬ夫婦喧嘩はここまでにして、ディナーにしようじゃないか」 そうだね。 「でも……」 「どうしたんだい?」 「ねぇ、ねぇ。ハルオミさん」 「なんだい、君」 「ハルオミさんはどうしてエプロン付けてるの?」 「それはね、シチュウを作っていたからだよ」 ユキトも、アキヒトも…… 「エプロンの下は、どうして何も着てないの?」 「それはね、洋服が汚れるといけないからだよ」 そうなんだ…… 長いおみ足。惜しみなく肌色をさらけ出しているのは、シチュウ作りに専念するためだね。 でも…… だけど…… 「ねぇ、ハルオミさん」 「なんだい?」 どうしたって、その場所…… 指した指が震えた。なぜ…… 「こんもりしてるの?」 おみ足の付け根。 ユキトも、ハルオミさんも。 「それはね、君」 「それはね、ナツキ」 「それはね、統帥」 いいっ、やっぱりいい! 「聞かない!」 「もう遅いよ」 天高く、翻るエプロン 「君を」 「お前を」 「あなたを」 でんっ ずんっ どんっ 「「「悦ばせるためだよ💙」だよ💜」です💛」!!! 「ムギャアアァァァアアーッ♠」 ままま、まっ 「ちんちん」 こら、ユキト。 『ま』って言ってるのに、どうして『ち』……『んちん』になる? 「Schwanz(シュヴァンツ)だね」 誰がドイツ語に訳せと言った?シュヴァンツ カイザー! 「シュヴァルツ カイザーだよ」 (……そこは訂正するんだ) って、そうじゃなくって。 ち……んちん、じゃなくって。 「ちんこ」 じゃないだろ。ユキト。 言い方変えても『ち…んこ』は『ちん…こ』だ。お前はもっと思考を読め。 「俺のはデカマラです」 知っとるわ!アキヒト。 「俺だってデカチンだよ!」 ギャア♠くっつけるな、ユキト~~♠ お前達のままま、まーっ 「股ぐら」 そう、それ。ハルオミさん! 「なんで」 どうしてーッ 「天狗さんがァァァーッ」 夫共の大事な場所を覆う天狗が三体……

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