272 / 292
🌀👕梅雨の晴れ間編☔お洗濯がたためない!!⑤
(俺がっ)
「あなたの、ち……」
(んこ)
「……と言ったからか」
「それもある」
「あるんかいっ!」
あなたには、ちんこレーダーが付いているのか?
「かも知れないね」
「役に立ちそうにないな。そのレーダー」
「ひとえに、ちんこ愛の成せる業 だよ」
「………」
そんな愛はいらない………
「そうかい?」
疑問を呈すな!
今更ながら思考を読むな、シュヴァルツ カイザー。
そもそも。
(ち……)
んこ。
(……に呼ばれるな、我が夫♠)
「無理を言わないでおくれ」
チュッ
おでこにキッス
「反応してしまうよ」
「ち」
(んこ)
「……に?」
「ちんこに♪」
「なぜ、ち……」
(んこ)
「……に?」
チュッ
ほっぺにキッス
「さぁ、なぜだろうね?」
だから疑問を呈すな!
(満面の笑みで)
あなたはどこまでっ
「ち」
(んこ)
「……好きなんだ?」
「履き違えてもらっては困るね。ちんこが好きなのでないよ。君のちんこが好きなんだ」
「~~~」
嬉しくない。
「君のデカマラ好きと同じだよ」
「俺はっ」
ハルオミさん、あなたは間違っているぞ!
「俺は決してデカ……」
「マラ」
そう、それ!
「好きじゃない!」
「分かってるよ」
チュッ
キスの痕。低音が耳の裏を舐める。
「私のデカマラだから、好きなんだろう?」
ううぅ~
ハルオミさんが好きだ。
ハルオミさんが好きだから……
***
ナツキはハルオミさんが好きである…①
ゆえに、ナツキはハルオミさんの股間のブツも愛しい…②
また、ハルオミさんの股間のブツがデカマラである事は明白である…③
①②③より
∴ナツキ≡デカマラ
(したがって、ナツキはデカマラと合同である)
***
「正解だよ」
「ハルオミさん!」
(また思考を読まれた★)
「……と言いたいところだが、君の解には誤りがある」
瞳に宿す深海が不敵に揺れた。
「君の股ぐらに生えるイチモツは、私の手の中にすっぽりおさまる可愛いサイズだ!」
「可愛い言うなっ」
「なのに、いけないね。『ナツキ≡デカマラ』だと、君自身がデカマラのような誤解を受ける。君のサイズではデカマラとは到底言い難い。世のデカマラ男子に失礼だよ」
「………」
……デカマラ男子って、なに?
「なので『∴ナツキの執着≡ハルオミさんのデカマラ』(したがってナツキの執着は、ハルオミさんのデカマラと合同である)と表記すべきだよ」
「余計なお世話だ」
「ちなみに君のちんこのサイズは……」
***
ナツキ<ハルオミさんである
∵ナツキ≡第二次性徴を迎えた中学生
(なぜならば、ナツキ自身は第二次性徴を迎えた中学生と合同である)
***
「やかましいわァァァーッ♠♠♠!!」
プシュウゥゥゥゥー!!
「一生床で寝ていろ」
怒りの鉄槌プシューだ。
頭から湯気出して反省しろ、ハルオミさん!!
ともだちにシェアしよう!