284 / 292
【11/26いい風呂の日SP】君はもう運命の罠にかかっているよ②
ハルオミさんの、まっまっ♠
「魔羅だよ」
「そう、それ!」
「私の魔羅はデカい!」
「知ってる」
でんっ★
「ヒャア!」
「私が大好きな君はデカマラも大好きだ!」
「違うゥゥゥー!!」
「違わない」
プルプルプル~
(あっ)
頬っぺたがあったかい。
儚く首を振り否定する俺を大きな手が包んだ。
「君は私のイチモツが小さいと言うのかい?」
「小さくない」
ハルオミさんは……
「むしろデカい!」
「正解だ」
「ギャアァァァー」
ちちちちぃぃぃ~~~
「ちんこ」
「そう、それ」
ち…………………………んこ、で。
「よしよしするなァァッ!」
「なぜ?」
「ち……」
「んこ」
それは。
「頭を撫でるためのものじゃない!」
「正解だよ。ちんこは君のつぶらな雄穴をズッコンバッコンするものだ!」
「ギヤアアアァァァー!!」
って。ハルオミさん。
『ズッコンバッコン』は死語です。
「ズッコンバッコンも大事だけれど……」
よしよし、撫で撫で。
「こうやって、大切な君に愛情表現するものでもある」
あなたの深い藍色の目がとても優しい。
だけど!
(絶対違う)
俺にαの習性は理解できない……
(お願いだから、ハルオミさん。ナニで俺の頭を撫で撫でするのをやめてくれ……)
「ナニと言わず『巨根』と呼んでいいんだよ」
ハルオミさんが思考を読んだ~★
「夫婦は以心伝心」
「違う!あなたがシュヴァルツ カイザーだからだ」
思考を読み、思考を操る男。
黒の支配者(シュヴァルツ カイザー)と呼ばれる所以である。
「俺は操れない!」
操られない。
「果たしてそうかな?」
海の深淵の色を讃えて瞳が微笑む。
(ハルオミさんは何を自信満々に?)
俺は俺の意思で発言している。
それとも、これは……
(俺の意思ではないというのか?)
ともだちにシェアしよう!