「湯船に浸かって数を数えるのは、今日でやめるよ」 「えっ」 ………………ハルオミさん？ もう、ち………………ん、こ。数えないの？ 「そうだよ。私はちんこを数えない。やがて君が新しい命を宿し、将来私達のところにやって来るだろう愛しい家族が真似するといけないからね」 「それって」 チャポン お湯が跳ねた。 (俺がハルオミさんの子を……) 「ユキトでもない。アキヒト君でもない。私の子を一番に生んでほしい」 それはユキトが第二夫で、アキヒトが第三夫で、ハルオミさんが第一夫だから？ 「違うよ。君を一番に愛しているからだよ」 チャポン