「あぁっ……」 　細い触手が抜けていくと、レイを刺激していたのか喘ぎを漏らしていた。それを気にする素振りは一切なく、淡々と抜けていく。 　触れられることがほとんどなくなったレイ。胸を動かしながらの呼吸を繰り返していくうちに、徐々に頬が赤く染まっていく。 「はぁ、はぁ……」 　落ち着く気配は一切なく、レイの身体は時折震えていた。身体がじんわりと熱くなっていき、全身が疼いている。 　それにいち早く気付いたのは脚に絡む触手であった。彼の両脚を広げる格好にさせながら、下肢が上になるように持ち上げていく。 　次に両腕の触手が、身体が少し下がる位置になるように移動していく。 「あぅっ！」 　晒された秘部に冷たい感覚がする。レイは思わず声を出していた。 　確かめようと首をそちらへ向けると、先ほどまで彼の口腔を犯していた触手が秘部の方へと移動し、閉ざされた孔を舐めるように触れていくのが見えた。 「はっ、あぁっ……いっ！！」