11 / 25

(番外編)おぞましいときー11

「ひやぁぁぁぁ!!」  悲鳴にも似た声を出し、涙を流し、敏感な場所に与えられる刺激を受ける。しかし、レイへ与えられているものは強すぎるものとなっていた。ビクビクと全身の震えは止まらない。  精を吐き出し続けては触手へと飲み込まれていく。 「あっ、あぁっ、うぅ……んっ」  レイの奥へと触手の体液が吐き出される。徐々に細くなっていくためにゆとりが現れ、繋がった孔からは白い液体がぼたぼたと落ちていく。  中の動きがなくなり、これでようやく解放されるのか。そんなことが頭を過ぎる。  しかし、一向に抜けることはなかった。  そのときだった。  すでに触手が入っているそこへ、他の触手も強引に入っていくのであった。 「ああああぁぁぁぁぁ!!」  くちゅくちゅと音を立てながら、同時に三本の触手がレイの中で動いていき、そこを拡げながらどんどん奥へと進んでいく。  その場所よりも大きいそれらは、彼の中を刺激する。  痛み以上の快感が全身を、脳を、レイの全てを包み込んでいく。  部屋には触手が擦れる水音が掻き消され、悲鳴にも思える彼の嬌声が響き渡る。  その声に負けじと、触手たちはより動きを増す。奥の奥まで入り込んでいき、彼の腹部を押し出して膨らませていた。

ともだちにシェアしよう!