すると、アルバートの身体がピタリと止まる。最奥を穿ちながら、そこへ再び白濁を吐き出していた。獣の体躯は大きく、体液の量も増えているのである。 　そのあまりの量に、レイの腹部は少し膨れ上がっていた。 　しばらくするとようやく出し切り、アルバートのものが引き抜かれていく。塞がれていた孔からは残滓が流れ出して漏れ出ている。 「マスタぁ……」 　支えられているものを失ったレイはベッドへ倒れ込むと、ビクビクと痙攣しながら自らの体液を出していた。 　赤と白の体液に包まれたレイの姿をアルバートはじっと見ている。ニヤリと牙を見せながらふぅ、と息を吐いたその瞬間、徐々に元の姿へと戻っていった。 「レイ、楽しみにしているよ」 「は、はい……」 　アルバートへ手を伸ばそうと持ち上げたが、意識を失ってボトリと落ちてしまった。 　その手にそっと触れる彼は、愛おしげに眠る姿を見つめていた。