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第5話 あとがき

 あとがきページまで開いてくださり誠にありがとうございます。 ・字数の話  今回は登場人物の名前がカタカナな分長いこと、三点リーダー混じりの台詞、鉤括弧が二重表記という邪道な表現をしたため、普段は1ページ8000字前後×4または1ページ4000字前後×8で書いているのですが今回は1ページ10000字前後にしてみました。 ・キャラクターの名前  今作は前作「或る鴉の葬礼」と舞台の世界が同じです。「左」「右」「真ん中」の外国語から名前を決めたので今回は「縦」「横」「真ん中」で決めたのですが…一度調べたサイトで名前を決めた後、さらに検索し直したら違う意味でした。まず、リズンテール。「orizzontale」から取りました。イタリア語で「水平な」とか「横の」とかいう意味らしいです。発音は知らないです。horizon的な感じかな、と。  ヘリッシュはドイツ語で「縦」を意味するはずの「herrisch」から取ったのですが調べ直すと出てこず…独和翻訳すると、「親分肌の」とは出てきます。縦社会という意味では間違っていない…?  チェントはイタリア語で「真ん中」を意味する「centro」から。作中の亡国ツェントルム神国が、ドイツ語の「Zentrum」から取り、作中出てこないのですがチェントに憑依している地神がゼンタラムという名前の設定があったので、チェント、地神ゼンタラム、ツェントルム神国は全て「真ん中」という意味合いの言葉をいじりました。 ・雑記  作中で全てが納得できるようには書ききれていないのですが、もしかしたらリズンテールが反魂の術を使ったりしていたのかな…と思ったり思わなかったりします。自分の創作のスタンスから言って、一度表に出して閲覧されたりリアクションを貰った時点で権利自体は作者(またはその周辺)にあれど、受信者の中の感想になるわけで一部精神的な意味では他人のものになると考えていまして、あまりこういう話です!と断言してしまうと感想を抱いていただく妨げになりそうなので予防線を張るのですが、わたくしとして控えめに言って主人公のエゴの話かな、と思います。タイトルに「純情」なんて付けてますけど、作中に純情なんてあったんですかね。読んでくださった方は純情を感じられたでしょうか…?爪も純情にそまっているという意味なのか、爪だけしか純情でないという意味なのか…  そんなこんなであとがきを終わりにします。長々と読んでくださりありがとうございました!

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