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epilog(3)
「父上、父上、今日は薔薇園で遊びましょう?」
「それは名案だ。義父から逃げてきて正解だったな」
ギデオンの提案に、ライオネルはなるほどと大きく頷いてみせた。
「本当にね」
ライオネルの優しさに胸がいっぱいになる。アマデウスも頷いた。
「そうだろう?」
ライオネルがそう言うと、アマデウスはつま先立ちになった。
愛おしい彼に口づけた。
柔らかな日差しの中、三人の王子達が走り回る。
この幸福な日々は続く。永遠に――。
青が広がる広大な空の中、薄桃色の花びらが舞う。大きく弧を描きながら……。アマデウスは力強い王に身体を預けた。
ー完ー
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