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机上に押し倒されて今度は自分がフェラされて、狭いスペースでもどかしそうに身を捩じらせる不良生徒。 『はぁっ……ぁぁっ……ん、く……っんあ……はあ……っ』 何とも絶妙なハスキーボイスの喘ぎ声。 制服を肌蹴させられて、胸元に擦りつけられるモザイクイチモツ、首筋や頬にも押しつけられて透明なぬるぬる跡が残されていく。 『も、ぉ、やめ……やめろよ……っあ……あああ……っあーーーー……っ』 机上で本番突入。 膝を掴んで抉じ開けられて見事なM字開脚、スーツを着たままのタチ男優教師によるモザイクイチモツ激ピストン、ご開帳ガン突きガチ掘りに捩れる顔面アップ、舌同士がヌチャヌチャ縺れ合うディープキス。 「すごいね」 いつの間に紙屋のお膝上に移動させられていた笠原。 後ろから抱きしめられ、俯きがちになりながらも濃厚本番をしっかり目で追っていた彼は返事もせずに押し黙る。 「こういうの見てたら人間が肉食だってよくわかると思わない?」 ちゅっと、うなじにキスされた。 笠原はビクリと震えただけで頑なに黙ったままでいる。 「ッ、ッ……ッ……んっ……」 小さく呻くだけの笠原にうなじにキスを繰り返しながら紙屋は両手を移動させていく。 カーゴパンツ越しに股間へ。 過激映像の影響で発熱しつつあるペニスが上下に撫でられる。 「ぅ、く……っ」 「コレ見て勃っちゃった……?」 「ッ……うるさ……やっぱ、お前、ドSッ……」 「ただ単に笠原がMなんじゃない?」 先程よりも深く俯いていた笠原は御立腹の余りカッと目を見開かせて。 むにっっっ!! 真後ろに迫る紙屋の股間を鷲掴みにした。 「っ……ちょ、笠原、俺のむしり取るつもり……っ?」 「ッ……余裕かましてるフリして……ッお前だって勃ってんじゃねーかよッ?」 机にしがみついた不良男子がタチ男優にバックでパンパンされているシーンから痛がる紙屋に視線を切り替え、笠原は、ぎょっとした。 紙屋は真っ赤になっていた。 黒縁眼鏡のレンズ下でその双眸は火照りきっていた。 「な、なに……んなコーフンしたんかよ、わざとらしーAV見て?」 「違うよ」 「は? 今更一人だけ冷静ぶんなっ!」 服の下でペニスを膨張させて発情しながらも文句をぶつけてくる笠原に、紙屋は、苦しげに笑いかけた。 「ゲイビ見て興奮してる笠原に興奮したんだよ?」

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