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第8話

「あぁあ! も、もぉ……イク……あああ!」 「まだだ」 竜蛇が犬塚のペニスの根元をキツく握った。 「いやぁあ! 離せッ……嫌、ァ……もう、も……あ! 竜蛇ァ!」 「犬塚。可愛いよ……お前の尻にたっぷり出してやる」 「あ、あ、ダメ……だめぇ……ヒィ、あぁあ!」 「何がダメだ。食い千切られそうだぞ……この淫売め」 「あ、あっ……イキたい!……嫌ぁ!」 射精できないまま、身悶える犬塚に竜蛇が囁く。 「奥に欲しいだろう?」 「あ、あぁあ……ほしぃ……イカせて……も、あうぅ!」 ビクンと犬塚のヒールを履いた足が跳ねた。 「女のように後ろだけでイッたな。いやらしい子だ。前はいいのか? 射精しなくても満足か?」 「いやぁ! イキた……前も、出したい……あ、あぁあ、お願い」 「奥に出されてイキたいだろう? 犬塚」 「い、きた……あぅう!……ああ、イキたい、もぅ……許してぇ……」 延々と後孔を責め苛まれて、犬塚は竜蛇の思うがまま淫らに乱れた。 「俺もお前のナカでイキたい……お前のココも、尻も俺のものだ」 「……ん、むぅ」 竜蛇は犬塚の口に指を入れ、腔内を掻き回した。犬塚は竜蛇の指を必死でしゃぶる。 「……イクぞ。犬塚」 「ふ、むぅ……あ! あ、あ、あぁあ!」 激しいラストスパートに犬塚の口が戦慄き、甘い悲鳴を上げた。 「あぁ、出してぇ……奥に……あ! 早く……竜蛇ァ……あぁあ!」 「お前の奥に出してやる……ッ!」 竜蛇が犬塚のペニスを激しく扱き、拘束椅子ごと揺れる程に思い切り揺さぶった。 「あ! あぁああッ!……イク────ッ!!」 「……犬塚ッッ!!」 ガクッガクッと大きく痙攣して、犬塚は自分の顔に飛び散るほど勢いよく射精した。 竜蛇も叩きつけるように、犬塚の最奥に放った。 「あ、ぁ……ハァ……ハァ……」 「ああ……犬塚。愛しているよ」 竜蛇は荒い息のまま、犬塚の顔に散った精液を舐めて口付けた。震える唇で犬塚はキスに応える。 「もっとお前を寄越せ。全部だ。犬塚」 「いやだ……俺ばかり……」 竜蛇が蕩けるように甘い微笑を唇に浮かべた。 「何を言う。お前はもう俺を手に入れているだろう」 「た、つだ」 「愛しているよ。犬塚」 どちらからともなく唇を合わせる。 犬塚は拘束されたまま、再び竜蛇と体を重ねた。 どこにも逃げられないように、 繋がれ、閉じ込められて。 蛇の檻の中で 犬塚は竜蛇を手に入れ、竜蛇は犬塚を支配し続けた。 end

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