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第33話

「まさ、き…ッ、ちょっと待って…」 「ごめん、待てない。」 ベッドに勢いよく倒され、絶え間なくキスされる。 服は乱雑に脱がされていく。 いつもより余裕のない真咲に、何故か少し喜びを感じる自分がいた。 「んぁっ、すき…。真咲、好きぃ…。」 やっと言える。 好きだ、好きだ。真咲が好きだ。 俺は浮気相手じゃない。真咲の本命だ。 真咲が愛してるのは俺だ。 「うん、俺も好きだよ、真琴。」 ほら、そうだよ。 こんなに幸せそうな真咲の顔、きっと俺しか知らない。 絶対そうだ。 「ふぁっ、まさきぃ…、気持ちぃ…。」 俺の胸の突起を真咲が摘んだり口に含み、舌で転がしたりする。 それだけで俺の興奮はMAXだった。 「可愛い…真琴。ほら、見てよ、こんなに反応しちゃって。まぁ、こっちの方が可愛いけどね。」 「アッ!やっ、ダメ…ッ、」 そう言って真咲は下の方に手をやる。 ダメだ、今触られたら…。 「んァァっ!やぁっ、イっちゃ…、アァァっ!イクッッ!!」 「え…。」 ほんの少し触られただけで俺はあっけなくイッてしまった。 ……恥ずかしい…っ。

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