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朝から×××
――温かい。
俺は寝ぼけつつも、横に寝ている者に抱きついた。
……抱きつい、た。
うわああ。この温かくて、抱き心地抜群な人って――。
寝ぼけてぼーっとしていた頭が完全に覚醒し、目をばっちり開けた。
「……うわあっ」
「碧おはよう」
視界に千秋さんの微笑みが至近距離にあった。
朝一番に好きな人の顔を見ることができる、本当に幸せなことだなー。なんて思いながら、千秋さんを見詰めた。
って、あれ。
千秋さんは俺より先に目が覚めていたってことは、俺の寝顔がばっちり見られていた…?
違う。昨日……。
昨日もっと恥ずかしいことしたんだ――。
俺は昨日の夜の情事を全部思い出した。
しかも、千秋さんにふぇ、ふぇらされて、あまりにもそれが気持ちよくてイって気絶してしまった。
さすがに、最近あまり自分でも慰めていなかったとはいえ、イって気絶するなんてかっこ悪い…。
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