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花火大会りんご飴の情欲

 焼きそばまで食べ終わり、デザートとしてりんご飴を舐めている碧。  暗くなっている外。  微かに灯す屋台の灯りが、飴を舐めている碧の赤い舌を映し出している。  妙にえろい…。 「うん?どうしたんですか?食べます?」  隣に座っている碧の舌を見詰めていた俺に、碧は先程まで自分が舐めていたりんご飴を近づけた。  笑顔を浮かべている碧。  俺はりんご飴を奪い取り汚れないように焼きそばのパックに置き、碧を抱きしめた。  少しの汗と石鹸の匂いが混じった香りがする。  その匂いに興奮してしまう。  もっとこの匂いを嗅ぎたくて、ギュッと強く抱きしめる。  碧は最初は戸惑っていたが、俺の強い抱きしめに答えるように、俺の背中に腕を回している。  碧の肩に軽く顔を乗せつつ、間近に見える碧の耳を優しく舐める。 「……あッ…」  色っぽい声を出した碧。  その声に、ムラムラする。

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