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花火大会りんご飴の情欲
さすがに外で盛るのはいけない。
遠藤だって、この花火大会に来ていた。
俺は抱きしめていた腕を離し、碧の手を握ったまま立ち上がる。
碧も戸惑いながら手を離さずに立ち上がったので、碧の手にりんご飴を持たせる。
「碧帰ろう。俺、ちょっとやばいから……」
「え、大丈夫ですか?」
碧は俺の顔を心配そうに見ている。
早くキスしたい…。
俺は「大丈夫」と優しく微笑み、花火大会の会場を後にした。
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