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第15話

その時目映い光が俺たちを包み込んだ… 「夏さま。さぁ…起きてください…」 その声に導かれ意識がはっきりしてくる… 「ミカ…」 「おはようございます。夏さま。ほら…しっかり見てごらんなさい…」 「秋月…」 「課長…良かった…良かった…」 「アミー…やり過ぎですよ」 「だってさぁ…」 「でもよく我慢しましたね。偉いです」 「なんもしてねぇし…じゃあ…帰る」 二人は立ち消え秋月と二人取り残された。どうやって帰宅したのかは覚えていないけれどここは間違いなく僕の部屋で。 「秋月…どうして?」 「…ミカさまが俺のところに来て忘れていた記憶を…記憶の残像を俺に与えてくれたんです」 「え?それって…禁忌じゃ…」 「…そうです…天使が人間のため…個人のためにそれをするのは禁忌です…」 以前ミカが言ってたことを思い出す。 『私の中の前世の記憶の欠片をリドルにあげることは出来なくもない。しかしそれは禁忌であり、もしそれを侵せば私も悪魔に落とされてしまう…すいません…まだ私にはそれができるほど心を強く持てていません…本当に…申し訳ありません…』 別にそれでもいいと思っていた。 リドルが生きていると知れただけでもいいと… それなのに…秋月に会い…僕は願ってしまった… リドルに思い出してほしいと…もう一度僕を見て欲しい…と リドルと一緒にいる方法は以前ミカが言っていた。 1つはミカがリドルの記憶を秋月に戻し以前のように僕に気持ちを向けさせること… それともう1つ。アミーと契約を結び秋月の思いを無理矢理に僕に向けさせること… でもそれは僕の意思を無視してアミーの言う通りに動かないとならなくなる。アミーが来いと言えばどんな場合でもアミーのもとへ向かわねばならないしアミーに死ねと言われたらそれに従わないとならない… 完全なアミーの人形となり果てる。アミーの言葉でしか動けなくなる… 「ミカさまは…それでも俺のお願いを聞いてくれた…そして…どうして自分が存在しているのかのかわかったんだ…長い間待たせてごめんなさい…ご主人様…」 「リドル…」 「大好きです…大好きなんです…また側にいさせてください…」 ずっと求めていた温もりに身を委ねる… 「僕も…大好きです…また側にいさせて?…」 長い時間を経てやっと帰ってきてくれた優しい温もりに包まれる… これから先も…ずっと…貴方と共に… 一年に一度の特別な日。 きっとこれからは毎日が特別な日になるね… ずっと一緒にいようね 完

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