『俺次第･･･？』 『そうです！ 坊っちゃまは まだ私の言ってる事を 真剣に受け止めておられないでしょう？』 『･････････え？』(ギクッ) 『勉強なんて 面倒くさい、 なんとか逃げだしたい、 ･･･けど、只野が怖いから とりあえず 適当にいうこと聞いとこう、･･･と そう思っておられるでしょう？』 『･･･････うっ･･･ な、なんでそれを･･･！』 『只野には坊っちゃまの考えなど すべて お見通しなのです！ ですから！ まずは坊っちゃまが真面目に勉学に勤しみ、 本気で生活態度を改める事！ それを分かって頂くために、この只野！ 涙を飲んで坊っちゃまを調きょ･･･いえ、 教育する事に決めたのです！』 『･･･････････････はいぃ？』 涙を飲んだ･･･だとぉ？ 『苦渋の決断でございます！』 『･･･････････はあぁぁ？』 苦渋の･････決断？？ 『･･はは･･は･････そのわりには 随分 楽しそうに見えたんだけど･･･？』 『ああ！それは･･･はい♡ 坊っちゃまの反応があまりにも可愛らしくて♡ 大変 楽しゅうございました！』 『････････････あぁぁ？』(怒) なんじゃ、そりゃ！！ 『な、なんだよ･･っ･･それ！』 怒りで思わず只野に掴みかかる、 が････ 『いだだっっ！！』 あっさり形勢逆転。 只野は俺に軽々 押さえ込み 不敵な笑みを浮かべ俺を見下ろす。 『まあまあ、坊っちゃま。 私も少しは楽しみがないと♡』 『･････････っ･･･』 く･･っ･･、くっそぉ･･･！ お前は楽しんでばっかだろうが･･っ！ ──と言いたいところだけど、 こういう状態の只野は いつ「雄」のスイッチが入るか分からなくて マジで怖い･･･ので必死に言葉を飲み込む。 『とうです？坊っちゃま。 真面目にやる気になりました？』 そんな俺を見て只野は満足そうに笑うと なぜか俺の手を取り･･･人差し指を口に含んだ。 『ぬわっ！？ちょっ･･･////！？ なにしてんだっ！や、やめろっ！』 『ふふ♪さあ、どうします？坊っちゃま♡ あなた次第･･･ですよ？』 そう言って指の先を甘噛みしながら 指の腹を舌で くすぐる。 『･･･････････っ･･っ･･･』 く、くうぅぅぅぅっっ、くっそぉ･･･っ！ そんなの･･もう答え出てんじゃねぇかっ！！ そんでもって、指を噛むなっ！舐めんなっ！ 口から出せぇっ！！ 『さあ、坊っちゃま？どうします？』 『････え、････あ･･っ････』 舌がどんどん奥に入っていき、まるで フェラでもしてるみたいな動きを始める。 『･･････く････っ･･････』 うぅぅぅぅっっ！ エロい！エロい！ 顔が･･････雄に････！！ もう、もう･･こんなの耐えられないっ！！ 『く、くそっ････！分かった！ 分かりましたっ！真面目にやる！やります！』 そう言うしかない。 言うしかねぇだろ････！ 『ふふ。よく言えました、坊っちゃま♡』 チュポンッと指を離し、にっこり笑う只野。 『･･････････っ････//////！！』 この･･性悪変態クソエロじじいめっ！ く、く、悔しいーっっ！！ ☆ ☆ ☆ 『では、明日から お勉強も生活態度も 私めが厳しく指導していきますので 頑張りましょうね、坊っちゃま♡』 『････････････はい････』 『遅刻も早退も夜遊びも厳禁ですからね♡』 『････････････はい････』 あああ････最悪････ これからずっと勉強漬けの毎日で、 遅刻も早退も夜遊びも出来ない･･･なんて お先真っ暗････ 『少しでも成績が上がったら ご褒美 差し上げますから♡』 『････ご褒美････』 って、エロいヤツか？ エロいヤツだろ、絶対････！ それはお前のご褒美であって 俺のご褒美じゃねぇんだって･･･！ 『･･･ご褒美････ってさ、 友達と遊べる･･とかにしてくんない？』 『───はい？』 途端に只野から笑顔が消え失せた。 『････････････････あ』 ヤ、ヤバ････っ！！ 怒らせた････っ！ヤバいっ！ 『･･･ウ、ウソですっ！！ 友達と遊ばなくてもいいですっっ！！』 只野の変なスイッチが入る前に、と 慌てて叫ぶと････ 『別にそれでもよろしゅうございましたのに ････････････よろしいのですね？』 そう言うと只野は、おっさんとは思えない身の軽さで ベッドから飛び下りた。 『････････････････へ？････････え？ えぇ？？え、あ、ちょっと待っ････』 『では、坊っちゃま。 夕食の時間に呼びに参ります。 それまで、ごゆっくり おやすみ下さい♡』 只野は にっこり笑うと恭しく頭を下げてから 悠々と部屋を出ていってしまった。 『───────ええ！？ま、待って･･･！ 待ってーっ！たーだーのーっっ！！』 自分の声が 誰もいなくなった独りの部屋に空しく響く。 『･････････････うああ･･･････』 急に体中の 力が抜けて、ふらふらとベッドに 突っ伏す。 これからずっと 只野と一緒に 勉強･････ そして、ご褒美･････ 只野の･････ 『･････････ご褒･････美･････』 これからの自分を思うと絶望しかない。 ───なのに、 なぜか、俺のチ◯コはなにかを期待するように 少しずつ熱く、硬く、形を変えつつあった。 ──────はい？ 『─────のえぇぇぇっ///////！？ な、なんでっ////！？なんでっっ////！？ なんで──────/////っっ！？！？』 なに、これ？ 俺のチ◯コが･････チ◯コ･････ どうした！？ チ◯コぉぉぉぉぉっ！！！ 自分の声が(声にならない声も含め) 誰もいない独りの部屋に････ またも空しく、そして悲しく響き渡る･･のであった。 『チ◯コぉぉぉぉぉぉっっ！！ 気をしっかりぃぃぃぃぃっっ！！』 　　　　　 　「おっさん×高校生」 　　　　　　　　☆おしまい☆