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グータラなキミと。☆1

『ねー、直紀ぃ。今日はシないの~?』 『ああ、うん。ちょっとね・・・。』 『え?・・・ふ、ふぅん・・・。』 『先に寝てていいよ。』 『・・・うん。そっか・・・おやすみ。』 『おやすみ、陽向。』 自分の部屋へと入っていく陽向。 その背中は、寂しそうに見えて、 悪いことをした・・・って気分になる。 ーー どう思ったかな。 一緒に暮らし始めて、 夜を共にしなかったのは 風邪をひいた時と、 出張で居なかった時くらいしかない。 ーー 陽向はどうするだろう。 こんな、 試すような真似はしたくないけれど・・・ お前が俺を本当に好いていてくれるなら グータラでも、何にもしなくてもいいんだ。 むしろ、俺がいなきゃ、 何にも出来ない。 そうなってくれたら いい。 そう思っていたのに・・・。 その5日後に、俺は見たくなかった現実を 突きつけられる事になる。

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