「ミク」 俺は彼の細い腕に手を絡ませて引き寄せた。 フニフニの子供お肉に指が少し沈んで気持ちいい。 「なんですか、坊っちゃん？」 「今更なんだけど、俺はミクが一番好きだ」 「僕も坊っちゃんがイチバン大好きです」 俺は真剣に告白してるのに、ミクはいつものように笑っている。 「ミクは俺の『好き』の意味を理解してるのか？」 そう聞くと、ミクは不思議そうな表情で俺を見ていた。 「僕は多分坊っちゃんの『好き』は理解していると思います」 「……多分？」 「僕も坊っちゃんがイチバン好きなんです」 ならこれはどうだろう？ 「ミクはケーキが好きだよね？ケーキと俺はどっちが『好き』？」 「どっちも好きです」 「……」 ミクはやっぱりお子様だった。 セックスとか少し早すぎた。 だってまだ射精も出来ない子供だし……。 その前に、そんな彼が好きな俺が犯罪者だけど。 「坊っちゃん、疲れてるんじゃないですか？」 「疲れてるのはミクだよね。……夜はあんなことさせたし」 「ぼっぼぼぼぼくはっ……坊っちゃんの専属メイドです！！坊っちゃんのお世話は何でも僕がします」 何でも……、か。 「それは初音家は代々徳川家に使える専属メイドだから？」