18 / 55

♥第18話

今日は眠っているつもりだった。 しかし、やはり眠れない。 どうしようかと考えているとき バァン! 「あら、こんなところにいたんですね?」 綺麗な女性が入ってきた。 「この子が、透さんの…?ありえない。」 「…あの、誰ですか?」 「私を知らないの?三井 真弓美よ。    透さんの許嫁。」 この人が、透さんの…。 「透さんに近づいたらただじゃおかないから。」 女性は勝ち誇ったように部屋から出ていった。 「…やっぱり、無理なんだ。僕には。」 バァン! 「ハァッ…ハァッ……瑠璃。さっき、誰か来なかったか?」 透さんが汗をかいて僕の部屋に来た。 「…いいえ、誰も。」 「嘘。…体、起き上がれないんでしょ?」 「ッ!…なんで…」 「申し訳ございません、しかし、この事は透様と話し合うべきだと…。」 高木さんは、少し目をふせて言った。 「…どうして、何もいってくれないんだ。」 「ッ!それはこっちのセリフです‼綾小路先輩に教えてもらいました。透さん、許嫁がいるんですね。なのに…。」 僕は、涙が溢れて止まらなくなった。 「どぉして!?…どぉして!…僕はいったい何なの?」

ともだちにシェアしよう!