29 / 55
♥第30話
「久しぶり、五月雨さん。」
声をかけてきたのは綾小路先輩だった。
「お久しぶりです、先輩。」
「…少し、痩せたね。」
「そんなことないですよ。」
「…あれから、透さ「瑠璃ちゃん!」
「あ、泰久さん。」
お迎えに来てくれたのは泰久さんだった。
「…五月雨さん?まさか…」
「はい、あれから僕たち付き合ったんです。」
そう…僕たちはあの日から三ヶ月後付き合った。
「…もう、透さんは帰ってこないから。」
「…それで、いいの?」
「…はい、これが良いんです。」
「瑠璃ちゃん、美和も待っとるしはよ帰ろうか。」
「瑠璃ー!はよ帰ろ?」
「うん、待って。」
「では、さようなら、先輩。」
ともだちにシェアしよう!